今日は久々のレイトショーで
「マチェーテ」を見てきました。
評価:
– 頭悪っw【あらすじ】
メキシコの連邦捜査官・マチェーテは目の前で麻薬王トレホに家族を殺されてしまう。それから三年後、アメリカへと不法入国したマチェーテは、日雇い労働者のスラムでスーツ姿の男から過激右派の上院議員・マクラーレンの暗殺を依頼される。しかしそれはマクラーレンの補佐官の仕掛けた罠だった、、、。
【三幕構成】
第1幕 -> マチェーテとトレホと貧民街。
※第1ターニングポイント -> 暗殺の失敗。
第2幕 -> マチェーテの逃走。
※第2ターニングポイント -> ルースが殺される。
第3幕 -> メキシカンの逆襲。
【感想】
本日はグラインドハウスの嘘予告から飛び出したスピンオフ作品「マチェーテ」を見て来ました。かなりイかした予告編にも関わらず、お客さんはまったく入っていませんでした。まぁ、ロバート・ロドリゲス監督という時点で、日本アニメとアクション映画とスプラッタ・ホラーの見過ぎな頭悪い中2映画なのは確定なので仕方がありませんw
本作はまさにそのロバート・ロドリゲスの悪ノリが炸裂した内容になっています。支離滅裂としたキャラクター描写の中で、それでも一貫して血しぶきとコスプレ美女に拘る姿勢は大変信頼がおけますw 監督の従兄弟・ダニー・トレホも遺憾なくその悪顔を発揮していますし、何より無敵超人・スティーブン・セガールを遂に悪役として起用したということは悪ノリの最高峰です。なにせラスボスがセガールという時点で、人類に勝ち目があるようには思えませんw
全体を通して大変愉快なバカ映画なのですが、一方でどうしても「お祭り騒ぎ」だけで終わってしまっている感は否めません。というのも、「セガールがボスって面白くない?」「ロバート・デ・ニーロにアホなヘタレ役って無駄使いっぽくて良くない?」「ミシェル・ロドリゲスと言えば眼帯にタンクトップじゃん?」という小学生が授業中にノートの隅に書いた落書きレベルのアイデアを20億円ほど掛けて実現してみたという内容のみだからです。一応ヒスパニックの移民問題みたいなものも入ってはいますが、あくまでもお祭りを盛り上げる御輿程度の感覚です。いうなれば「先生!!真面目なクラブですから活動費を下さい!!!」といっておいて、部費でエロビデオとカンフー映画を買いあさって麻雀してるだけという感じですw
すなわち、これは昨年の「ドゥームズデイ」と同じ種類の作品です。好きな人は大爆笑できますが合わない人には全く意味がわからないと類のものです。もし、あなたが「ゾンビ」「マッチョ美女」「金髪ナース」「セガールの剣術」という単語にビビっと来るのであれば、間違いなく見た方が良いです。
ただし、決して何かのためになったり、何かを得るような作品ではありませんw DVDで友達と酒を飲みながら見るような、そんなタイプの頭の悪い映画です。でも私は大好きなので、結構オススメです!