ナルニア国物語第3章 アスラン王と魔法の島

ナルニア国物語第3章 アスラン王と魔法の島

今日は話題作が多く公開される中であえてこの2本です。1本目は

ナルニア国物語第3章 アスラン王と魔法の島」です。

評価:(35/100点) – もう3Dじゃなくていいんじゃ、、、、。


【あらすじ】

舞台は第2次世界大戦下のイギリス。ペベンシー4兄弟のうち、長男のピーターと長女のスージーはアメリカへ疎開していた。残されたエドマンドとルーシーは従兄弟の家に預けられる。嫌味な従兄弟のユースチスに悶々としながら耐えていた2人は、ある日壁に掛けてあったナルニア風の絵に誘われナルニア国へ戻ることとなる。しかし寄りによってユースチスまで付いてきてしまった。
カスピアン王の「朝びらき丸」に拾われた3人は、王の旅に同行することになる。それはかつてカスピアンの父王の側近だった「七人の偉大な領主」を探す旅だった、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> ナルニアへの帰還と孤独の島
 ※第1ターニングポイント -> 孤独の島を抜け出す。
第2幕 -> アスランの剣を探す旅。
 ※第2ターニングポイント -> アスランのテーブルに剣を6本置く。
第3幕 -> 暗闇の島での決戦。


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【感想】

今日の1本目は「ナルニア国物語第3章 アスラン王と魔法の島」です。金曜・土曜とテレビで前作をやっていますし、結構一押し感のある大作、、、、のはずですが、正直あんまりお客さんが入っていませんでした。
え~~~~~何を書いていいか正直わからないくらいフツ~~~~につまらない子供向け映画でした(苦笑)。
というのも、物語の大半が「島を渡り歩いて領主を見つけて剣を集める」という内容であり、その「島の設定的な面白さ」で引っ張っているからです。じゃあその島がどれぐらい面白いかというと、、、、、う~~~ん。私は原作未読なのでピンと来てないだけかもしれませんが、なんか「007 ゴールドフィンガー」や「シンドバッド黄金の航海」っぽい島とか、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」で見たような机とか、あんまり目新しくグッと来るものがありませんでした。非常に淡々と物語りが進むので、あんまり盛り上がることもないままなんとな~く気付いたら映画が終わってしまいますw
本作はすごくキリスト教的な道徳に溢れた作品だと思います。早い話が、本作は「誘惑」という名のサタンのトラップを少年・少女がかいくぐって成長する「試練の話」なわけです。そして全ての試練を乗り越えると、アスランの国(=神の国)が現れてアスラン(=神様)自らが招待してくれます。「一度アスランの国(=神の国)に入ると戻ってこれない」というのも考えれば当たり前の話しです。「ナルニア国物語/第1章 ライオンと魔女」でペベンシー兄弟達は「アダムの息子」「イブの娘」と呼ばれているわけで、この辺りはかなり意図的に作っています。親御さんも安心してお子さんを連れて見に行ける鉄板の内容です。
だからこそ、盛り上がることが無く淡々と説教をされている気分になってきますw twitterでちょろっと書いたように、これはまさに小学校の道徳の授業で「NHK教育テレビ」のドキュメンタリーっぽい放送を見せられて感想文を書かされるときの憂鬱に限りなく近いです。「つまんないけど、つまんないって書くと怒られるからとりあえずお茶を濁すか、、、。」みたいな感じですw
ちなみに3Dになったとはいえ、スペクタクル度は前作と比べて大幅にダウンしています。1作目と2作目でお馴染みだった大群vs大群のモブシーンもありませんし、魔法的な演出もほとんどありません。全く3Dの価値はありませんので、どうしても字幕で見たいという私のような輩いがいは2D吹き替えで十分だと思います。
とはいえ、家族連れで行くのであればという注釈付きではオススメできます、、、、たぶん、、、、いや2の方がまだ面白いです、、、でもそれだと1の方が面白いし、、、とりあえずオススメデス。

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