矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~

矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~

本日は遂に当たり屋家業の本命です。

「矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~」を見てきました。

評価:(1/100点) – 格好悪さが尋常じゃない。


【あらすじ】

ネバダで矢島美容室を開いていた矢島親子であったが、ある日父・徳次郎が全財産を持って蒸発してしまう。長女のナオミはミス・ネバダ・グランプリを控え、次女のストロベリーはソフトボールの試合が控えていた。


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【感想】

GWも明けましたので、もうこの時を逃しては精神的に耐えきれないと思い大本命に行って参りました(苦笑)。観客は私以外はカップルが1組だけでした。さすが世界のフジテレビ! 大ヒット上映中は伊達ではありません!!!
本作の作りをざっくりと説明しますと、「70年代アメリカンコメディドラマのパロディ風味」です。まるで256色画像のようなビビッドカラーの多用、そして翻訳・吹き替えを意識した台詞回し、そして(誤った認識の)アメリカンドラマ風オーバーリアクション
やろうとしていることは大変良く分かります。「矢島美容室」自体がルックスとしてシュープリームスを真似しているわけですから、それはすなわち60年代~70年代なわけです。ところが、、、なんかパロディというよりはバカにしているようにしか見えないんです。というのは何故かというのを述べます。
まず第一に、本作はもうすぐ50歳のオッサンが顔を黒く塗って12歳の黒人女子役をやるリアリティなわけです。だから、そもそもからして不真面目な世界観なんです。それは別に何の問題もありません。問題は、外人の子役達がバリバリの日本語を使うにも関わらず、オッサン三人だけが変なカタコト風のふざけた日本語を使う点です。本作は完全に日本市場のみを見据えた作品です。だから、そもそも日本語の分かる日本人のみを対象にしています。じゃあなんで日本語を喋っているダンテ・カーヴァーに日本語字幕を付け、あまつさえバックにサッチモ風ボーカル曲を流すんですか? 黒人を馬鹿にしてるの?
サッチモ・ルイ・アームストロングは、黒人でほぼ初めてアメリカ白人社会に受け入れられたスターです。しかし一方でサッチモは黒人というアイデンティティを前面に出さなかったため、一部の黒人活動家には裏切り者扱いされました。味方であるはずの黒人に攻撃されながらも、サッチモは「陽気な黒人キャラ」という黒人差別を助長しかねない危険を犯して、白人社会で地位を確立していった超苦労人なんです。それをね、、、よりにもよって「黒人の日本語にだけ日本語字幕をつける」場面でパロるって何? 分かってやってるなら最低だし、分からずにやってるとしたら教養がなさ過ぎます
第二に、単純にストーリーが酷すぎます。これって蒸発した父親を母親と娘2人が追うだけの話なんです。別にミスコンに関連して恋人が最悪な奴だとかソフトボールで友情がどうとかあるのは構わないんですが、本当に「適当なコメディっぽさ」以上のものではないためゲンナリします。もっというとですね、「とんねるず」が得意とする「内輪ノリ」の域を出ていないんです。直接的にいうなら、学芸会です。
とはいえ、決して本作の全部が最低だとは思いません。黒木メイサはやっぱり可愛いですし、実は「NINE」で出来ていなかったミュージカルシーンでストーリーを止めない演出をきちんとやっています。だから、ぱっと見はそこそこなように見えてしまいます。そこが逆に悪質だと思いますが、でもこんな作品に本気で怒ってるのが馬鹿らしくなってきたので、もう全然いいんじゃないでしょうか。(←投げやり)
当然のように劇場で一回も笑いが起きていませんでしたが、本当は「矢島~」の生粋のファンの方がどこで反応するのかを見たかった気もします。

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運命のボタン

運命のボタン

今日は「運命のボタン」を観て来ました。

評価:(2/100点) – オカルトは断じて逃げの手段ではない。


【あらすじ】

ある日の早朝に突如ルイス家の呼び鈴が鳴らされる。不審に思いながらもドアを開けたノーラの前には、小箱が置かれていた。その日の夕方、ルイス夫妻の元にアーリントン・スチュワードと名乗る男が現れ、1つの提案をする。小箱の中のボタンを押せば、ルイス夫妻には賞金100万ドルが贈られるからりに見知らぬ人がどこかで一人死ぬという。決して裕福とは言えないノーラは、悩んだ末に勢いでボタンを押してしまうが、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> ルイス夫妻に箱が届く。夫妻の日常。
 ※第1ターニングポイント ->ノーラがボタンを押す。
第2幕 -> 不審な人々と、アーサーによる捜査。
 ※第2ターニングポイント -> ウォルターが誘拐される。
第3幕 -> 結末。


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【感想】

今日は一本、「運命のボタン」を見てきました。原作はご存じホラー・SFの巨匠リチャード・マシスンがプレイボーイ誌に載せた短編「Button, Button」で、1986年にはマシスン自身の脚本で映像化(連続ドラマ・トワイライトゾーンのシーズン1・20話)しています。
実際には、原作の短編とトワイライトゾーンでは結末が違います。もちろんこの映画版もです。
原作の短編では、アーサーがボタンを押した時、夫が列車事故で死亡します。そして「あなたは本当に夫の事を知っていますか?」というオチが付きます。
一方、トワイライトゾーン版では、目に見えては何も起こりません。しかしスチュワードが「次はこのボタンをリセットして別の人に渡します。きっとその人はあなたのことを知らないと思いますよ。」と言い、アーサーが「やっべ。次は私が死ぬかも」って顔をして終わります。
どちらにも共通しているのは、「正体不明のオジさん」が「正体不明の箱」を持ってきて「良く分からないけど大金をくれる」という不気味さです。
それを踏まえた上で、では映画版はどうなっているかと言いますと、もはや完全に別物の単なる出来の悪いX-FILEもどきになってしまっています。昨日の「9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~」と同じ症状でして、要は「説明が無いからこその面白さ」「どうしようもなく下らない説明」を付けてしまった結果、「想像の余地が無くなってしまった」って事です。
しかもオカルト系の話にしちゃうとか、リチャード・ケリーが正気だとは思えません。オカルトって言えば何でも許されるわけではないんですよ。オカルトっていうのはしばしば「理屈が付かなくて当然の事」として適当なシナリオの免罪符に使われることがあります。つまり「ここの辻褄が合わないじゃないか!」というツッコミに対して「いやオカルトですから何でもアリです」と言い訳が出来ると思われているんです。オカルト・ホラー好きとして断言しますが、オカルトは脚本家の逃げ道ではありません。オカルト・ホラーにするのであれば、きちんとそれ以外の部分を丁寧に演出して説得力を持たせないと行けないんです。ハッキリ言って本作のシナリオはあまりにもずさん過ぎます。正直かなり腹が立っています。本作の関係者は本気でマシスンに泣いて土下座するレベルです。舐めてるとしか思えません。

【まとめ】

まったくオススメできません。こんな糞映画を見るぐらいなら、是非原作を立ち読みするなり、レンタルDVDでトワイライトゾーンを見るなりして下さい。
断言しますが、こういう有名原作の良さを全部消すような適当な映画を撮って、しかも米国内で赤字をだした監督は干されます。
暫くさようなら、リチャード・ケリー。「ドニー・ダーコ」だけは面白かったよ(苦笑)。

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9~9番目の奇妙な人形~

9~9番目の奇妙な人形~

二本目は

「9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~」を見ました。

評価:(15/100点) – あの短編が何故こんな無残に、、、。


【あらすじ】

布人形のナインが目覚めると、そこは荒廃した世界であった。そこで彼は自分とそっくりのツーと出会う。しかしツーは機械の獣に攫われてしまう。その後同じくウリ二つのファイブと出会った彼は、ツーの救出作戦を計画し実行に移すが、、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> ナインが目覚める。ツーとの出会い。
 ※第1ターニングポイント -> ナインがマシンを目覚めさせる。
第2幕 -> 打倒マシン。
 ※第2ターニングポイント -> ナインが目覚めた部屋で科学者のメッセージを見る。
第3幕 -> マシンとの決戦。


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【感想】

さて、本日の二本目はCGアニメ映画の「9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~」です。原題は単に「9」ですが、セレブカラオケ大会の「NINE」と紛らわしいということで変な副題が一杯ついてしまったという、公開前から災難な映画です(苦笑)。
夜の回でしたが、客席は5~6割ぐらいは入っていたでしょうか? 感覚的にはCGアニメでSFっていうとガラガラな事が多いので、もしかしたら「ティム・バートン制作」が結構なネームバリューになっているかも知れません。
本作は2005年にシェーン・アッカーが作った短編アニメ「9」(以下原作)をティム・バートンが気に入って出資を募り長編映画化させたという経緯があります。
でまぁいきなり結論を言ってしまいますと、原作の方が1億倍面白いです。正確に言うならば、原作の良かった点が全部消えています(苦笑)。
原作は10分程度の無声・ディストピアSFです。そして世界観の作り方が絶品です。とにかく無声ならではのヒリヒリする緊張感と、説明が無いからこそ想像する無限の物語可能性。なぜ布の人形が?なぜ機械獣が? そもそも人間は?
ディストピア(=ユートピアの逆。絶望郷)SFというのは、荒廃した地上が舞台となります。無限の荒野や崩れた廃墟が舞台となりますので、このジャンルのキーワードは「孤独」「疎外」「暗闇」「テクノロジーの残骸」です。実は原作にはこの全ての要素が完璧に備わっています。ところが、、、



本作ではナインがそもそも孤独じゃないんです。ナインには動く仲間達が一杯いますし、ちょっと恋愛っぽいニュアンスすらあります。これでディストピアSFとしては20点マイナス(苦笑)。
それに加えて画面も暗く無いし、テクノロジーの残骸もぜんっぜん効果的に使われません。ディストピアSFなんだから、銃弾をそのまま銃弾として使っちゃ駄目なんですよ!!! 彼らには鉄砲の概念は無いのですから「見たことも無い尖ったもの」として使って下さいよ!!! これでさらに20点マイナス。
決定的なのは、ナイン達が作られた背景や、この世界が崩壊した理由をベラっベラとセリフで説明してしまう点です。そこは言わなくて良いから!!! 何でもかんでも説明するのがファンサービスじゃないですし、作品価値の向上にはなりません。本作ははっきりと想像の余地が無いんです。これで30点マイナス。
そして物語に対してそもそも尺が長すぎます。80分でも長い。この話って、要は一体の敵を倒すだけなんですよ。敵倒すだけで30分も40分もかけてもらっても困ります。しかも結構あっさり倒されてしまいますし、、、残念!!!
正直言って、申し訳ありませんが褒めるところが見当たりません。
話として破綻しているというわけでは無いんですが、ただただワクワクしないというかセンス・オブ・ワンダーを刺激されないんです。断言しますが、この映画を見るくらいなら原作の短編を8回見たほうがよほど面白いです。

【まとめ】

ちなみに原作はコチラのYOUTUBEにありますので、是非ゆっくりご鑑賞下さい。
「9 By Shane Acker」
もしこの短編に点数を付けるとしたら、これはもう90点代はかたいです。



なんでこんな大傑作が、あんなになってしまったんでしょう(涙)。
「作品は尺を増やしたり説明を増やせばいいってものでは無い」という良い例だと思います。

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劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

さて、本日は予告通り新作二本です。

一本目は「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」です。

評価:(30/100点) – 二時間ドラマ以上でも以下でも無い。でも懐かしい。


【あらすじ】

ある日、上田の元に万練村から翔平という男がやってくる。万練村には代々カミハエーリという超能力者がおり、その者が村人を守るというしきたりがあるという。そして彼の祖母であった仙台のカミハエーリが死んだため、自身もカミハエーリの選定テストを受けなければいけないという。彼は自分に超能力が無いことを認めた上で、上田に全ての参加者がインチキであることを暴いてもらい、村の風習を止めてもらいたいと依頼する
一方、売れないマジシャンの奈緒子は浅草花やしきのショーをクビになってしまい、万練村のカミハエーリに応募して財宝をもらおうと企てる。
こうして奈緒子と上田の名コンビは、再び万練村で自称超能力者達を迎え撃つこととなった。

【三幕構成】

第1幕 -> 万練村に山田と上田が行く。超能力者達の紹介。
 ※第1ターニングポイント -> 鈴木が「霊能力者バトルロイヤル」を宣言。
第2幕 -> 三人が殺される。
 ※第2ターニングポイント -> 美代子の謎が明らかになる。
第3幕 -> 奈緒子vs鈴木


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【感想】

本日の一本目は「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」です。あいかわらずのTVドラマ映画の人気は凄まじく、初日の昼ということもあってか客入りは8~9割ぐらいでした。相当入っていました。

感想

ご存じの方が大多数だとは思いますが、本作は2000年に放送していた深夜TVドラマの劇場版3作目です。世間的には仲間由紀恵の出世作であり、アベちゃんの当たり役でもあります。
私は世代的に仲間由紀恵というと「井手功二のゲルゲットショッキングセンター」やエヴァの庵野監督が撮った実写映画「ラブ&ポップ」のイメージが強いんですが、たぶん一般的には「リング0」の貞子と「TRICK」の山田奈緒子で知った方が多いと思います。
そういった意味ではかなり初期からの仲間由紀恵ファンではありまして、TVドラマ版は深夜でやっていた第1/第2シーズンを全部リアルタイムで見てました。なので正直本作が映画としてゴミだとしても、あんまり悪く書く気はありません(笑)。
一応お約束としての指摘ですが、本作はまったく映画的ではありません。というか映画として作る事を最初から放棄しています。だっていきなりオープニングがテレビそのままですし、レギュラー・キャラクターについては一切の説明がありません。シリーズ初見の方は、野際陽子さんがいきなり出てきた時点で意味が分からないと思います。後半に出てくる回想シーンや単語も完全に過去のテレビシリーズを見ていることを前提としています。なので、本作はただの2時間特番(PPV)です。
映画ファンとしては「ふざけんな!そんなもんケーブルTVでやれ!」って話なんですが、一方でお客さんが入っているのも事実でして大変複雑なものがあります。
ちなみに二時間特番のPPVで1800円っていうのは、実は結構高いほうです。
話の内容自体については、特に書くことも無いほど「いつものTRICK」です。くだらない小ネタとオフビートなやりとりが全てで、はっきりいってサスペンス要素は一切ありません。ちなみに映画「プレステージ(2006)」を見ていれば全部分かります(笑)。たぶん今回の脚本の元ネタはこれでしょう。別にパクりとか言うつもりはありません。TRICKというシリーズ自体が巨大なコラージュものですから。「バンサンケツマ (マツケンサンバの逆読み)」とか「紀伊半多」とか、一部お客さんが受けていない小ネタもありましたが、まぁちょっと古いんで仕方ないかな、、、といった感じです。
テレビドラマ版のファンの方でも、いち早くみたいという方以外は劇場まで行く必要はないと思います。内容的にもテレビの2時間特番そのものですし、なによりどうせ来年のGWにはテレビで放送します(笑)。映画を見にいったというよりは、10年前の同窓会に行ったような懐かしい気分になりました。なんで映画としての出来は全っ然気になりません、、、、糞だけど(笑)。
映画を見るつもりなら止めた方がいいですが、TRICKのファンであれば是非。
なんか時が経つのは早いなと実感させられました。



明日TV版のDVD借りて来よっと(←長い連休で現実逃避中の社会人)。

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劇場版”文学少女”

劇場版”文学少女”

本日の二本目は

「劇場版”文学少女”」です。

評価:(20/100点) – 先生!内容がありません!


【あらすじ】

井上心葉は先輩の天野遠子に勧誘され文芸部に入部する。ある日、文芸部が設置する「恋のお悩みポスト」に一通の手紙が届く。そこには宮沢賢治の落書きの写しのみが大きく書いてあった。いたずらだろうと気にもとめない心葉だったが、それでも数日続くと不気味なもの。投函者を突き止めようと夜中に待ち伏せする心葉と遠子の前に現れた竹田さんは、それが「朝倉美羽」からの伝言であると告げる。果たして朝倉美羽とは?そして心葉との関係は?

【三幕構成】

第1幕 -> ポストに投函された手紙を巡る捜査
 ※第1ターニングポイント -> 心葉と美羽の再会
第2幕 -> 美羽との交流と、美羽の望み探し。
 ※第2ターニングポイント -> 美羽がトラックに飛び込む。
第3幕 -> プラネタリウムでの出来事。


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【感想】

本日の二本目は「劇場版”文学少女”」です。こちらはレイトショーだったせいか、「いばらの王」よりはお客さんが入っていました。
私はまたもや原作のライトノベル未読です。結論としては、、、なんかな~んにも言いようがないほど内容がありませんでした(苦笑)。エンターブレインさんはこれが10周年記念で本当に良いんでしょうか? まぁフジテレビの50周年がアレなんで、それよりは数億倍ましですけどね、、、。

話のプロット

話のプロットは25文字で終わります(笑)。「”かまってちゃん”の困った子に主人公がモテモテな話」。良いんじゃないでしょうか、、、、内容が無さすぎる!!! こんなの30分番組でやって下さい。
基本的なフォーマットはもろに「涼宮ハルヒ」シリーズです。すなわち「押しの強い不思議ちゃん」に翻弄され・パシりにされるヘタレな主人公の話です。でも振り回されるのもまんざらではないというマゾっ気も共通しています。
本作で決定的に欠けているのは話の根幹です。「何をメインにするのか?」ですね。本作は最終的には心葉と遠子のラブストーリーに着地します。でも、それって美羽のエピソードはあんまり関係無いんですよ。美羽のエピソードを通じて心葉は作家に戻る決意をするんですが、一方で、心葉は遠子にはすでに短編をガンガン書いてあげてるわけです。だから直接的に関係ありません。美羽のエピソードを1時間ぐらい見せられて、最後の5分で急に遠子との恋愛に振られると意味が分からないというか、構成がブサイク過ぎます。
な~んかチグハグで微妙でありがちな話の断片をちょいちょい見せられたという感触でした。
あと、マフラー返したんだから、手袋も返してね[emoji:i-175]
すんごい気になりました。

【まとめ】

30分番組を100分に無理矢理引き延ばして見せられたような感じです。話の密度がすっごい薄いので全然映画を見た気になりませんでした。
虚無感全開です。
明日の「ナイン」と「劇場版TRICK」のチケットを買ってきたので、今日は寝ます(笑)、、、。
たぶん一晩寝ると、本作の事は何も覚えていない気がします(笑)。印象薄いし、インパクトないし、話もないし、キャラは類型的だし、、、、眠い。

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いばらの王 -King of Thorn-

いばらの王 -King of Thorn-

本日はアニメ映画の二本立てです。一本目は

いばらの王 -King of Thorn-」です。

評価:(4/100点) – ポスト・エヴァンゲリオンの有象無象の一つ。


【あらすじ】

体が石化してしまう謎の奇病”メデューサ”が流行した世界。コールドスリープカプセルセンターにて治療法が見つかるまでの眠りについたカスミ・イツキは、突如眠りから起こされる。するとそこにはモンスター達が蔓延っていた。逃げ惑う160人のほとんどは殺され、残ったのはわずかに7人。はたしてイツキはセンターから脱出することができるのか? そして世界に何が起こったのか?

【三幕構成】

第1幕 -> 世界観の説明。カスミとシズクとコールドスリープ。
 ※第1ターニングポイント -> カスミがコールドスリープから目覚める。
第2幕 -> 城からの脱出。
 ※第2ターニングポイント -> カスミがビデオカメラの映像を見て城に再突入する。
第3幕 -> 結末。


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【感想】

本日はアニメ映画の新作を2作見てきました。1作目は「いばらの王」です。さすがに平日の昼間でしたので、観客も数人でした。
基本的に本作はかなり駄目駄目だと思うのですが、原作のファンの方もいらっしゃると思いますので、どうしても具体的な指摘をせざるを得なくなってしまいます。ですので、以下は多大なネタバレを含んでしまいます(=というか結末も書きます。)ので、例によって原作未読の方や楽しみにしていらっしゃる方はご遠慮下さいo(_ _*)o。
ちなみに私は原作未読で、前知識もまったく無い状態で見ています。

本作の概要と基本プロット

まずは概要をざっとおさらいしておきましょう。本作のストーリーは、宇宙から飛来した細菌「メデューサ」が核となります。「メデューサ」は感染者の「夢」「空想」を具現化します。作中では「進化を促す存在」とされており、一種のオーパーツ的な存在、もっというと「2001年宇宙の旅」のモノリスのイメージです。
で、この「メデューサ」を宗教の信仰として利用としたのが「ヴィナスゲート社」の社長さんで、彼がイツキの双子の姉・シズクを適合者として確保するところから話しがややこしくなります。シズクは確保される直前に愛する妹を殺してしまっており、軽い錯乱状態にありました。ということで、シズクが「メデューサ」で生み出したのは「妹のコピー」と「茨のツタ」でした。彼女は茨のツタで世界から城を隔離して、妹のコピーと平和に暮らそうとしましたとさ、、、とまぁこんなところです。全部ネタバレ(笑)。
上記のような概要が背景で、基本プロットとしては「モンスター有りの脱出もの」です。ミラ・ジョボビッチの映画版「バイオハザード」一作目と同じプロットです。なんか良く分からない怪物達がウヨウヨする中で、サバイバル型の脱出作戦が展開されます。主人公一行は完全にテンプレ通りで、頼れる勇者(正義のマッチョマン)、物知りの案内役、母性剥き出しの介護キャラ、サブ・マッチョマン(キャラかぶってるので途中で脱落)、役に立たない嫌な奴、そして内通者。
襲い来るモンスターから逃げながら、彼らはサバイバルしていきます。
とまぁここまで書くとB級ホラーとして私の大好物なように思えるのですが、、、、、、。

シナリオがガタガタですよ、、、。

まずですね、開始して10分くらいで私の心が折れました(苦笑)。
というのも、見てるこっちが赤面するほど画面作りがダサイんです。本作の冒頭、世界各国のニュースで「メデューサ」と「ヴィナスゲート社」が報道されている映像がでます。ここでいきなり言語の不一致が起きています。日本のアニメですので、別に外人が日本語を喋っているのはそこまで気になりません。問題は、ヴィナスゲート社長の記者会見でイギリスの放送でも中国の放送でも日本語を喋っている点です。仮に劇中で本当は英語をしゃべっているのだとしたら、中国の放送では中国語の字幕が必要です。もし中国の放送が同時通訳の放送なら、LIVEとかのマークの横に訳者の名前が出ないといけません。そのくせ、囲いとか下のテロップは英語・中国語なんです。
その直後、城に入るときにケージにある英語の注意看板が写ります。これはわざわざ日本語字幕を付けてきます。意味不明。格好付けすぎてダサさが半端無いことになってます。イングロリアス・バスターズほど徹底しろとは言いませんが、背伸びするなら中途半端な事はしないで欲しいです。
次に心が折れるのは、7人になってから初めてモンスターが襲ってくるシーンです。このモンスターは目がほとんど見えないらしく音に反応するそうです。つまり、「ディセント」に出てくる地底人のアイツと一緒です(笑)。ところが、、、ガキが「走っちゃ駄目だよ!あいつらは音に反応するんだ!」って大声で叫ぶんです(苦笑)。しかもモンスターはその声をスルー(笑)。ちょ、おま(笑)。
このモンスターの「音に反応する」という設定は劇中通してメチャクチャ適当です。都合の良いときだけ反応して、都合の悪いときは完全スルーを何度もします。それって全然サバイバルホラーになってないんですけど、、、っていうか自分らで作った設定なら、最後までちゃんとやって下さいよ。
さらになんかいろいろあって、SDカードに機密データをいれたりとかを華麗にスルーしますと(←セキュリティ厳しいパソコンに外部記憶デバイスは普通無いです。)、やはり次なるがっかりは全部喋ってくれるヴェガの登場です。出来の悪いセカイ系作品の大きな特徴として「聞いても居ない裏設定をベラベラと長時間喋るキャラが出てくる」という要素があります(苦笑)。まさにそれ。ヴェガ独演会によって、ようやく話しの概要が浮き彫りになり、サバイバルホラーから一転してヘボいセカイ系作品に急展開します。
ここからがもう怒濤のツッコミどころです。まず「眠ってた時間が48時間ぽっちってどういうこと?」っていう所でしょうか?
また、モンスター達の存在も意味不明すぎます。だって彼らは途中でメデューサに罹って石化する描写があるんです。ところが一方でメデューサで夢が具現化した者はメデューサには罹らないとも言っています。ってことは、、、あのモンスターはメデューサから生まれたのでは無いんです。じゃあ、48時間で驚異の進化を遂げた謎の巨大生物なんでしょうか? 結局コイツらの正体は最後まで語られません。なんじゃそれ?
さらに、3幕に入る直前に、なんとA.L.I.C.E.が監視するための腕輪をポロッと外す描写があるんですね。あれはさすがにビックリしました。「え、はずれるの?それも簡単に?」っていう(笑)。よく洪水とか大爆発で外れなかったと感心します(笑)。それって物語上は外れちゃ駄目なんじゃないのでは、、、とか思っていると別に何にも使われていないみたいでそれもズッコケです。てっきり腕輪がキーかと思ったら、なんと首筋注射が鍵だった!、、、、、ミスリードにすらなってない、、、、。
とはいえ本作一番のツッコミどころはラストです。結局、本作では「メデューサ病」は何にも解決していないんです。唯一分かっているのは、メデューサによって具現化したコピー・カスミはメデューサには罹らないってことだけです。で、一緒に生き残るガキは生身なんです。だから本作が終わって数日後には、人類が全滅してカスミだけが生き残るはずです。ま、いっか、、、別に。セカイ系が恐ろしいのは、主人公さえ良ければハッピーエンドって所です。人類全滅おめでとうございます(笑)。

【まとめ】

一応フォローしておきますと、私は片山一良監督は大好きです。「THE ビッグオー」というアメコミ風(=バットマン風)アニメの傑作を世に出しましたし、なによりポスト・エヴァンゲリオンのアニメ群で最も私が好きな「アルジェントソーマ」の作者です。「アルジェントソーマ」は既存の「エヴァンゲリオン風セカイ系」というフォーマットを逆手に取って、最終的には「コミュニケーションの齟齬における悲劇」と「夢敗れたロマンチストがそれでも愛を貫こうとする執念」というすばらしいヒューマニズムに着地する離れ業をやってのけました。
だからこそ、そんな片山監督が本作のような「出来の悪いセカイ系」を監督しているのは、正直信じられません。彼は10年前にはもっと凄い作品を作っていたんです。私は今でも「エヴァンゲリオンのフォロワー」の中で最も重要な作品は「アルジェントソーマ」だと思っています。まぁ「ラーゼフォン」も好きなんですけど(苦笑)。
とにかく、すくなくとも本作は劇場で見るような作品ではありません。極端な事を言えばですね、こういう台詞で全部説明するようなセカイ系の作品は、全部ラジオドラマで十分です。
ですので、本作を見るぐらいなら今すぐレンタルDVD屋に走っていただいて、片山監督の「アルジェントソーマ」を一気鑑賞するのがオススメです!!!!!

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アーサーと魔王マルタザールの逆襲

アーサーと魔王マルタザールの逆襲

2本目は

「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」です。

評価:(10/100点) – 前編だって先に言ってよ、、、見ないからさ(苦笑)。


【あらすじ】

アーサーがミニモイの国を救って早1年が過ぎ、再び10番目の満月が迫っていた。その当日、アーサーの元にクモからメッセージ付の米粒が届けられる。そこには「HELP」とだけ掘られていた。果たして誰がメッセージを送ったのか? ミニモイの国の危機を感じたアーサーは、再びミニモイの国へと向かう。

【三幕構成】

第1幕 -> アーサーと両親とハチ。
 ※第1ターニングポイント -> アーサーがミニモイの国へ行く。
第2幕 -> ベタメッシュの救出とミニモイの国への旅。
 ※第2ターニングポイント -> ミニモイの国へ着く。
第3幕 -> マルタザール登場。


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【感想】

本日2本目は新宿ピカデリーで見ました、「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」です。リュック・ベッソン監督の実写+CGアニメ「アーサー三部作」の2作目です。19:30からの回で見ましたが、観客は1桁。子供はゼロでした。あれ? 原作ってリュック・ベッソンが小学生向けに書いた児童書じゃなかったっけ???
結論を言いますと、、、なんか予告編をお金払って見に行った気分です(苦笑)。っていうか、前編ってどっかに書いとけって。
本作では風呂敷を広げるだけ広げてな~んにも回収されません。物語上でケリが着いたエピソードが1つもないんです。これって、そもそも映画作品として成立していないんですが、、、。
例えば3部作の先駆けとして「ゴッドファーザー」があります。あの映画は、Part1で「マイケル・コルレオーネ」がマフィアになるまでを描いており、そこには兄の悲劇だったり父の苦悩だったりが情緒たっぷりに表現されています。Part2ではマイケル・コルレオーネが遂に後を継ぎ、どんどんマフィア色に染まっていく過程が妻との距離感を使って語られていきます。それはマイケルの成長話であり、そして人間性の喪失でもあります。Part3では、完璧にマフィア思考に染まりきった非情なマイケルが、娘の悲劇を目の当たりにして遂に人間らしい悲痛な苦悩をさらけ出してしまう話です。これらは、全ての作品がそれぞれ独立してすばらしい出来であり(3は微妙ですがw)、それぞれがきちんと作品としてハイレベルで成立しています。
それはスターウォーズ新・旧3部作でもそうですし、ロード・オブ・ザ・リング3部作もそうです。3部作っていうのはあくまでも個々がきちんと独立していて、しかしそれらが大きなドラマの一部分であるという構造をしていないといけません。
ところが、本作は完全に「アーサーと魔王マルタザールの逆襲・前編」なんです。だって風呂敷を広げるだけ広げて、それをなんの解決もしないんです。だから「この映画ってどういう話?」と聞かれたら、答えは1つです。「3作目を作るお金を稼ぐために途中までで公開した作品。3作目が公開するときにDVD借りて見れば?」
以上です!!!!
公式サイトとかポスターに前編って書いとけよ、マジで。 「…to be continued.」ってなんだそれ?
あと、一応お約束ですが、またまた「芸能人吹き替え問題」の作品でもあります。IMALUとか、、、親の七光りだけで演技力の無い芸人なんて何で使うの? エンディングも勝手に変えるし、、、。余談ですが、「日本語版エンディング」で過去一番腹が立ったのは「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」です。ニルヴァーナのど真ん中世代の私は、当然ブッチ・ヴィグもチェックしていて、garbageもメチャクチャ好きだったんです。で、その大好きなgarbageが大好きな007の新作に抜擢されたと聞いて小躍りで劇場に行ったわけですよ。ところがエンドクレジットで流れてきたのはなぜか「Luna Sea」(苦笑)。超ズッコケました。
まぁ今思えば素人芸人じゃないだけマシだったのかも知れませんが(苦笑)。
ちなみに前作の「アーサーとミニモイの不思議な国」はその有名人テンコ盛りな声優が話題となりました。セレニア姫がマドンナ。魔王役でデヴィッド・ボウイ。そしてマックスにスヌープ・ドギー・ドッグ。王様がロバート・デ・ニーロ。
前作も吹き替えしか公開していなくて「ふざけんな」と思いましたが、今作では実は声優はスヌープ以外が降板してグレードダウンしています(笑)。そういった意味では前作よりは腹が立たないんですが、それでもセレニアにはマイリー・サイラスのライバルであるアイドル子役のセリーナ・ゴメスが起用されてるんですよ。字幕もやってくだいよ、本当。

【まとめ】

見る価値ないので、3作目が公開する来年春にDVD借りて見て下さい!!!



だってDVDなら字幕版もあるし、まとめて見れるし、言うこと無いですよ。なにが悲しくて映画館でIMALUを爆音で聞かなきゃいけないんだっていう、、、ね、、、。
ちなみに今日チラシをもらったんですが、「コララインとボタンの魔女」の字幕2D版を7月に公開するみたいですね。やはり字幕版の需要はあるってことですよ、配給会社の方々。だって、子供が一人も見てないような糞映画なんだから、字幕でいいじゃんか(苦笑)!字幕プリーズ!!!!
あと後編プリーズ!!!!
ま、後編が公開されたら行くんですけどね(苦笑)。

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記事の評価
フェーズ6

フェーズ6

本日は新宿で二本観ました。一本目は

「フェーズ6」です。

評価:(25/100点) – 炭酸の抜けたコーラ。ソバの無い広島焼き。牛丼つゆだく牛肉抜き。


【あらすじ】

全世界が謎のウィルスに感染してほぼ死滅した世界。ブライアンとダニーの兄弟は、ガールフレンドのボビーとケイトを連れて4人でタートルビーチを目指していた。途中様々な人に会いながらも必死にビーチを目指す内、徐々に彼らは人間性を失っていく、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> 4人とフランク&ジョディ親子との出会い。
 ※第1ターニングポイント -> フランクとジョディを置き去りにする。
第2幕 -> ウィルスから逃げる4人。
 ※第2ターニングポイント -> ブライアンが感染する。
第3幕 -> ダニーとブライアン。


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【感想】

さて、GWの最後は新宿で二本見てきました。一本目は「フェーズ6」です。
関東では「シネマスクエアとうきゅう」だけの公開ですが、その割には結構空いていました。レディーズデーだからなのか、ホラー映画にしては女性一人での来場もチラチラ見受けられまして、やはり若干とはいえ日本でもまだまだジャンル映画のニーズはありそうです。
本作を端的に表すならば「ゾンビの出て来ないゾンビ映画」です。まさに炭酸の抜けたコーラ。逆に言えば、ホラー映画が苦手だけどホラー映画の”フレーバー”だけちょっと味わいたいという微妙なニーズに応える映画です。微妙すぎる、、、。
本作は約90分の映画ですが、その間に起きる事は2つだけです。1つはひたすら「安息の地」に向けて必死に逃げるうちに段々と人間性を失って非道になっていく人間達の狂気の話。もう1つは全ての汚れ役を兄に押しつけて甘えていた弟・ダニーが、 遂に兄離れを果たして自立する話です。
そういった意味では、いわゆるゾンビ映画で起きる人間ドラマの部分は一通り網羅されています。唯一「恋人を助けるヒーロー」がありませんが、ミニマム規模だと考えればまぁ及第点でしょう。しかしですね、、、ゾンビ映画からゾンビを抜いてしまった結果、最も大事なドラマがごっそり抜け落ちてしまっているんです。
それは「襲われる恐怖」と「敵を倒すカタルシス」です。要は敵が出て来ないわけですんで、明確なカタルシスがまったく無いんです。
本作では「タートルビーチに着いてパンデミックが沈静化するまで待つ」のが最終ゴールとして設定されています。ただコレに根拠は全くありません。あくまでも記号としてしか使われていないんです。つまり本作の監督・脚本家は別に結末を描くつもりが無いんです。あくまでもその過程における「非人間的な行為」に対して、「そこまでして生き残る虚しさ」みたいなものを情緒的に表現しようとしています。
でもそれって本来ならばゾンビ映画の要素の一部分でしか無いわけです。ゾンビ映画の名作達がそれでも名作たりえるのは、その人間的な葛藤がありつつも一方で明確な「敵から逃げ、敵を倒す」というエンターテイメント的カタルシスがあるからです。本作ではそこがすっぽり抜け落ちてしまっているため、結果としてなんか微妙な「ホラー風味青春ロードムービー」になっています。
よく考えれば「ホラー風味青春ロードムービー」ってすんごいジャンルです(笑)。なんでも出来そうですよ。「ホラー風味青春スポコン映画」とか「ホラー風味青春ラブストーリー」とか(笑)。あ、それは「恋する幼虫」か。
もはや書いてて意味わかんないですが、肝心な所が抜けちゃったジャンルムービーってそりゃ一体誰がターゲットなんだって話しなわけで、、、それこそtwitterでちょっと書いたように、デートで怖くないお化け屋敷に入って予定調和的に「キャッ!」みたいな事しか用途が浮かびません、、、、、、微妙。
しかもぶっちゃけダブルデートしながらのロードムービーなのに全っ然恋愛要素が無いんですよ。若い男女が密閉空間の車の中で、しかも周りはほぼ人間全滅してるわけで、なんでそこで「アダムとイヴ」的な関係にならないのかさっぱり分かりません。ってかこのプロットをちょっと弄くれば、すくなくとも「アダムとイヴ」の人類創世(再生)の話にも出来るんですけど、、、、そこまではやらないか、、、そうか、、、、、微妙。

【まとめ】

なんといいますか、、、オタフクソースの無いたこ焼きというか、メンマの無いラーメンというか、ダシの無い味噌汁というか、、、、カタルシスな~んもないゾンビ抜きゾンビ映画というか、、、カルピスソーダ・カルピス抜きというか、、、、(以下略)。
ハッキリ言いましょう。
ツマンネ。
以上(笑)。完全に不完全燃焼です。宣伝は面白そうだったのに、、、、(涙)。



あ~レンタルでREC2借りてくれば良かった(笑)。

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