シャッターアイランド

シャッターアイランド

本日はレイトで

シャッターアイランド」を見ました。

評価:(62/100点) – どうしたスコセッシ、、、。


【あらすじ】

連邦保安官のテディは相棒のチャックと孤島「シャッターアイランド」に捜査のためやってきた。犯罪者収容所のなかでも精神病患者に特化したシャッターアイランドで、レイチェルという女性が密室から忽然と姿を消したためである。捜査を続ける二人だったが、やがてテディは亡き妻の仇を探しにシャッターアイランドに入り込むチャンスをうかがっていたと語り始める、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> テディとチャックの出会い
 ※第1ターニングポイント -> シャッターアイランドに着く。
第2幕 -> レイチェルの捜索とレジェスの捜索
 ※第2ターニングポイント -> テディが島からの脱出を決意する。
第3幕 -> チャックの救出と真相


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【感想】

さてさて金曜恒例の新作レイトショーですが、今週はマーティン・スコセッシ監督の「シャッターアイランド」です。言わずと知れたハリウッド映画界・最重要監督の一人であり、なにより「ハスラー2」と「タクシードライバー」という巨魁を打ち立てた教科書に出てくるレベルの大巨星です。
で、その新作なんですが、、、公式サイトを見ていただくと分かるようにひたすら「謎」という名のどんでん返しを猛プッシュして来ていまして、ある意味では宣伝の失敗と言えるかも知れないんですが、、、、酷い。
一応サスペンスなんで多くは書きませんが、このどんでん返しを宣伝しすぎているために本末転倒になっています。どんでん返しっていうのは意表を突かれるから効果があるわけで、最初から「どんでん返しあります!」って言われたら何の意味も無いんです。
ネタバレギリギリをえぐると、要は「シャマラン問題」です。
これは、ご存じ「シックス・センス」以降のM・ナイト・シャマラン監督が、ひたすらラストの立場逆転や世界観どんでん返しにこだわり続けていることに関する議論の総称です。早い話が「ラストでひっくり返すための前振りを続けるって映画としてどうよ?」という論点で、面白ければ良いと思うか映画でやるなと思うかで意見が分かれるわけです。
ただ本作は、第2幕までの描写はそこそこ出来てはいます。だから見ている間はそこまで気になるほど酷いとは思いません。ただ、、、やっぱり10年遅いんです。いまさら「シックス・センス」のど直球なフォロワーを見せられても、アイデアに手垢が付きすぎていてまったく驚けません。
わかったのは、やっぱりデヴィッド・リンチの悪夢描写はずば抜けているという事と、シャマランも意外と映画力あるんだなって事です(笑
スコセッシ監督には、そろそろディカプリオをやめて昔のような男泣き必至の名作をまた作っていただきたいです。興行成績はともかく、作家としての彼のフィルモグラフィー上では間違いなく無かったことになる類の珍作でした。余韻の残し方なんかはこれぞスコセッシって感じの繊細さですから、まだまだ現役で撮っていただいて、もっともっと彼の作品が見たいです。
オススメはしづらいんですが、、、役者のファンならば間違いなく押さえておいた方が良いです。俳優や演出は全く問題無いですから。

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シャッターアイランド」への2件のフィードバック

  1. 『シャッターアイランド』お薦め映画

    人間の心こそ最大のミステリー。何分で仕掛けに気づくか、同伴者と競うも良し。ラストについて、自説を語るも良し。または肩ひじ張らず、素直に観てしっかり騙されるのも楽しいお薦め作品だ。

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