僕らのワンダフルデイズ

僕らのワンダフルデイズ

「僕らのワンダフルデイズ」を見てきました。
評価:(50/100点) – どこを切っても竹中直人


<あらすじ>
胆石で入院していた藤岡徹は、ある日リハビリ中に主治医が「末期の胆のうガン。もって半年」と言うのを聞いてしまう。生きる気力を失った藤岡だが、息子の学園祭でバンド演奏を目撃し自身の学生バンド時代を思い起こす。彼は人生の最後にバンドを再結成することを決意する、、、。
<三幕構成>
第1幕 -> 藤岡が自身を末期の胆嚢ガンと思い気力をなくす。
 ※第1ターニングポイント -> 息子の学園祭でバンド演奏を目撃する。
第2幕 -> シーラカンズの再結成と練習風景
 ※第2ターニングポイント -> 練習後に山本が倒れる。
第3幕 -> 演奏会とエンディング


<感想>
本作は竹中直人が主演する他の映画と同じくどこを切っても竹中直人です。シリアスな話の内容とは裏腹に、彼の「面白い」「いつもどおりの」「ふざけた」演技が炸裂します。本作の評価は彼の演技を「うざい」「しつこい」「くどい」と感じるかどうかが全てといっても過言ではありません。
前半の気力を無くした藤岡と、バンド結成後に命を燃やし尽くそうとする藤岡を、竹中直人は非常に上手く表現します。彼が心の中の絶望をまったく表に出さずにハジけまくる様子は、竹中のオーバーリアクションと相まって悲痛な中にもすがすがしさすら感じます。お涙頂戴は前半も前半のみで、中盤からは仕事や私生活の悩みに翻弄されながらも趣味に打ち込む中年の青春活動を描きます。決して巧みなエンターテインメント映画ではないですが、かなり丁寧に作られている良作だと思います。
惜しむらくは、クライマックスであるバンド演奏会が終わった後の「後日談」が長すぎるため、見終わった後の「竹中直人がくどい」という印象を加速してしまっている点です。演奏会のバンド演奏をバックにエンドクレジットが出るか、せめて結婚式の演奏開始と同時にエンドロールでも良かったのではないでしょうか?10分は「後日談」としては間延びしすぎです。
またこの手の音楽物で一番難しい「音楽の説得力」の部分ですが、私はかなり良かったと思います。さすが奥田民生監修と言いましょうか、良い意味で素人バンド感がでていました。素人のわりに観客を煽りすぎではありますが、そこは竹中直人なので、、、諦めましょう(笑)。
<まとめ>
不覚にも、私は前半で一回泣きました。まさか竹中直人に泣かされる日が来るとは思わなかったです。本作は決して大絶賛できる内容ではありません。脚本もわりと雑ですし、観客の予想を超える展開はありません。でも安心して楽しめる良作だと思います。前売り券も安いですし、もし時間がある方は行ってみてください。なかなか良い2時間を過ごせると思います。オススメです。

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