今日の1本目は
ジャッキーの米進出30周年記念作品
「ダブル・ミッション」です。
評価:
– ジャッキー健在!!! これぞB級アイドル・アクション映画。【あらすじ】
ボブ・ホーは中国からCIAに出向しているスパイである。彼は隣人のバツ一子持ちのジリアンと恋仲になり、結婚を意識してスパイを引退することにした。
ある日、ジリアンの父が入院することになり、ボブは三人の子供のお守りを買って出る。しかし長男イアンがボブのMACをいじってロシアの極秘データをダウンロードしてしまったことから、一家はロシア当局から狙われてしまう。しかもCIAにはロシアへの裏切り者がいるらしい。果たしてボブは子供達を守りきることが出来るのか、、、。
【三幕構成】
第1幕 -> ボブの最後の仕事。
※第1ターニングポイント -> ボブが子守りを買って出る。
第2幕 -> ロシア当局からの逃亡。
※第2ターニングポイント -> ジリアンが戻ってくる
第3幕 -> 直接対決。
【感想】
本日の1本目はアクション・コメディ映画「ダブル・ミッション」です。年配の方を中心に結構お客さんが入っていました。やはりジャッキー・チェンのネームバリューは一定年齢以上には刺さるんでしょうか?かくいう私もカンフー好きなので楽しませてもらいました。
本作は完全にコメディ映画ですから、リアリティ・レベルは相当低いです。ある程度酷い事になってもギャグで済んでしまいますし、そもそもからして奪い合う技術というのが漫画的です。ある意味超絶的なジャッキーの体技(ワイーアクション含む)がコメディと親和性があるという事なんですが、いつまでたってジャッキーの愛嬌と動きは変わりません。香港アクション・スターの系譜ではジャッキーの次にはジェット・リーやドニー・イェンが来るわけですが、コメディ色というと未だにジャッキーはバリバリの第一線です。
最初っから最後までジャッキーの魅力全開のアイドル映画となっていまして、子供達を手名付ける様子も含めて大変愉快な作品です。
全体的に少し類型的すぎて漫画的な表現が多いコメディですので、ストーリーに関しての矛盾はあまり気になりません。ただただ90分間テンション高く見ることができました。
今回はジャッキー得意のシチュエーション・アクションに独創的な部分はありません。大きく分けて、階段・立体アクション、ハシゴ&棒術アクション、自転車アクション、キッチン・リビングアクションです。どれもジャッキーの過去作で見覚えがありますが、かえってそれがアニバーサリー感を強めています。
そういった意味ではジャッキーを見るためだけのお祝い映画ですので、過度な期待は禁物です。ですが間違いなく、愉快な90分を過ごせると思います。間違いなくお勧めです!!!