瞬 またたき

瞬 またたき

今日の2本目は

「瞬 またたき」を見てきました。

評価:(2/100点) – あらゆる意味でバカップルのいちゃつきあい。


【あらすじ】

園田泉美は彼氏と2ケツでバイクドライブ中にトラックとの追突事故に遭う。そして事故で彼氏を亡くした泉美は精神科に通いながら、失った事故の記憶を取り戻そうとする。途中、精神科で知り合った弁護士の桐野真希子と交流を深め、やがて真実へとたどり着く。


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【感想】

今日の2本目は「瞬 またたき」です。400人収容の劇場でしたが、観客は一桁でした。公開2日目にして早くもヤバそうな雰囲気ですが、さもありなん。本作は完全にバカップルがいちゃつきあうだけの映画です。恐ろしいことに、それは作品自体もそうですしメタレベルでもそうです(笑)。

内容はいたってシンプルで、ただ単に恋人を亡くした女性が記憶を取り戻すってだけです。そこで何かすごい真相があれば良いんですが、別に予告編をみて想像する以上の事があるわけでもないので、どっちらけです(苦笑)。しかも本当に怖すぎて身の毛もよだつ展開なんですが、記憶を取り戻す要因は事故現場に戻ったことなんです。そんなもん一番最初にやれよ!!! っていうか人が2人死んでんねんぞ!!! 実況見分しないの?

もうね、、、作りが雑っていうより、小学生のクラス発表会用演劇レベルのプロットなんですよ。とてもプロが書いた本とは思えません。良くも悪くも職人の磯村監督ですから、これはもう原作が悪いとしか思えません。

また、並行して語られる大塚寧々演ずる桐野真希子の話も相当無茶苦茶です。そもそも桐野真希子は話のなかで妹の件について折り合い(割り切り)を付けているわけで、精神科に通う必要みたいなものが描かれません。つまり家族の話になるとちょっと錯乱してしまうとか、父親のDVのせいで男性が怖いとか、そういった兆候すらないんです。肝心の妹も左頬の傷が全然見えませんし、むしろ大塚寧々より千崎若菜の方が綺麗なんですけど(苦笑)。

とまぁ、、、はっきり言いまして見所が全然無い糞映画なんですが、強いて言えばというレベルで事故の回想シーンは良く出来ています。磯村監督のせめてもの抵抗だと思うんですが、突発的な事故で錯乱した泉美が彼氏の切れた指を拾い集めるシーンは本作唯一の見所です。そんなことしたら変な血痕が付いて実況見分でばれるんですが、気にしない(苦笑)。よく殺人事件に発展しませんでしたね(苦笑)。

ぶっちゃけ話

一応知らない人のためにご説明しますと、本作はSDP(スターダストピクチャーズ)が制作・配給を行っています。当然主演の北川景子も、相手役の岡田将生も、主題歌の「K」もスターダストプロモーション所属です。そして、本作の原作者はスターダストプロモーションの社長・細野義朗の夫人・河原れんです。ぶっちゃけてしまいますと、若い奥さんをもらった芸能事務所の社長が奥さんのために職人監督にお願いして映画を一本作ったってだけのことです。だから、別に映画的にちゃんとつくろうって志はそもそも無いと思います。ですから、転けたとしても(原作者のプライド以外は)どうってことは無いです(苦笑)。まさしくこの映画の成り立ちそのものがバカップルのいちゃつき合いです。そうか、これはメタ構造のギャグ映画だったのか!?という。私たち映画ファンは大好きですからね、メタ構造(笑)。ただ、よその会社の社長のイチャつき用ビデオをお金払って見させていただくというのは、、、何の罰ゲーム(笑)?

【まとめ】

え~~~~~見所も見る必要も無い作品です。本当に唯一の救いはかろうじて北川景子が止め画では可愛いという部分ですが、台詞を口にした途端にそのあまりの大根っぷりに一気に冷めます。ですから、「花のあと」で北川さんに無口な役を当てたのは本当に正解です。
どうせ最短で打ち切りになる作品ですので、記念に劇場で見ておくのは手かも知れませんが、、、やめておいた方が良いと思います(笑)。
スターダストの関係者に限り、オススメです!!!!、、、、、、っていうか給料天引きとかで無理矢理前売り券を買わされてたりしてw

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