オーケストラ!

オーケストラ!

昨日の二本目は

「オーケストラ!」です。

評価:(75/100点) – 役者と音楽の魅力で脚本をカバー。


【あらすじ】

ボリショイ管弦楽団の天才指揮者・アンドレイは、共産党のユダヤ人排訴運動から楽団員を守った結果、楽団の解散に追い込まれてしまう。それから30年、いまや新生ボリショイ管弦楽団の掃除係に落ちぶれたアンドレイは、オーナー室を掃除中に一枚のFAXを見つける。それはパリからのコンサート依頼であった。彼はそのFAXを盗み、かつての仲間と共にボリショイ管弦楽団に成りすましコンサートに向かおうとする、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> アンドレイの日常。
 ※第1ターニングポイント -> イヴァンが交渉役としてパリと連絡を取る
第2幕 -> 仲間集めとパリでの出来事。アンナ・マリー・ジャケとのあれこれ。
 ※第2ターニングポイント -> アンドレイとアンナの会食
第3幕 -> アンナがコンサートに出てくれるかどうか。そして本番。


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【感想】

昨日の二本目は「オーケストラ!」です。あんまり書くこともないくらい平凡な内容のヒューマンドラマなんですが、結構ズルい構成をしています。
話の内容は至ってシンプル。負け犬であり燻っているアンドレイ達が、唯一自信の持てる音楽でもって自己実現を果たす話です。いうなれば「少林サッカー」の音楽版です。ですから、少林サッカーが大好きな人にはたまらん物があると思います。特に、死んでしまった大事な仲間の穴埋めにその子供が合流するというベタベタな展開は、思わず親指を立てざるを得ません。
とはいえ、やはり使い古されたフォーマットであることには代わりがありません。その平凡な内容でありながら本作がとても良く纏まって見える”勝算”は間違いなくチャイコフスキーの音楽力です。そりゃ、チャイコフスキーを映画館の音響でフルに聞かせてもらえれば嫌でも気持ちよくなります。
もちろんストーリーはツッコミどころが満載です。でもそのツッコミどころですらコメディタッチなトーンに回収されてしまい、そこまで気になりません。そんなに文芸文芸している作品ではありませんが、軽いタッチで面白い映画が見られるということでは格別の物があります。
あまり公開館が多くは無いですが、是非是非、お近くで上映している方は観てみて下さい。「20世紀少年最終章」とは違った意味で、音楽の力を借りたフィルムの成功例を目の当たりにすることが出来ると思います。
負け犬万歳!!!

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