ブルーノ

ブルーノ

日も二本です。
一本目でブルーノを見てきたんですが、ちゃんと書くのが難しいので駄文で逃げたいと思います(笑)。

評価:(80/100点) – 正気とは思えない、受け止めるのが大変な芸人魂。


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【感想】

この作品は言わずと知れたイギリスの体当たりコメディアン、サシャ・バロン・コーエンの持ちキャラクター「ブルーノ」を映画にしたものです。今回はゲイキャラということで、とにかく「アナル」と「ち○こ」ネタが大量動員されていまして、画面上がモザイクだらけです。相変わらずの有名人ネタも多く、特にメル・ギブソンを「反ユダヤ人の親分・総統」呼ばわりしたり、アイドルにして人権派のポーラ・アブドゥルに男体盛りを出したり、かなり危ないギャグで弄くります。
不謹慎コメディとしてはかなり度を超している凄いレベルなんですが、どうしてもアメリカのドメスティックな笑いになってしまうため、日本人には分かりにくい部分があります。アーカンソーは保守的なのでゲイがやばいとか、ユダヤ教でゲイはやばいとか、アラバマの荒くれ狩人にゲイはやばいとか(笑)。
まぁとにかくゲイがやばい所ばっかに行くわけで、よく生きて帰ってきたなと。
本作が物凄い所は、そういった「たけしの元気が出るテレビ」的というか「ジャッカス」的な不謹慎なことをやりまくっていながら、きちんと劇映画としての「ブルーノの成り上がりストーリー」にまとまっているところです。不謹慎ネタの連続なのにストーリーとしてきちんと成立しているんです。だから子供が伏線になってたりして劇映画としても楽しめるんです。
こう言ってはなんですが日本でお笑い芸人が映画を撮ると、出来もしないのに「一流劇映画」を目指してしまい、結果煮ても焼いても食えない産廃が生まれます。でもお笑い芸人なんだから映画で堂々とお笑いをやれば良いんですよ。本作のサシャ・バロン・コーエンはきちんとシングル・コメディアンでも超面白い映画を作れるということを完璧に証明しています。「映画監督」の肩書きが欲しいだけの糞三流吉本芸人とは違う、本物の一流コメディアンの映画がここにあります。是非映画館でご鑑賞を!!!
ただし下品なエロ・ゲイネタのオンパレードですので、そこいらに耐性がある人限定です(苦笑)。
エア・ゲイ・セックスとか杉作J太郎さん以来の革命です(笑)。

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