本日の2本目は。
最怖ホラーと宣伝中の「パラノーマル・アクティビティ」です。
評価:
– 怖さがカケラもない心霊ホラー映画。【あらすじ】
ミカは夜中におこる心霊現象の原因を探ろうと高性能なカメラを購入し寝室に仕掛けることにする。そこには怪現象が映っていた、、、。
【感想】
さて、アメリカで話題沸騰、ロッテントマトでの評価も高いインディ・ホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」です。2007年制作の作品ですが、アメリカでもロードショーに乗ったのは昨年秋です。ホームビデオで撮影されたという体のフェイク・ドキュメンタリー形式で、アメリカでは割とめずらしい心霊現象が題材と言うことでかなり期待して観に行きました。ところが、、、本当につまらない、、、というよりホラーなのに怖くない(笑)。
ラストの20秒ぐらいで音に驚く場面はあったのですが、しかし決定的に怖くありません。
フェイク・ドキュメンタリーの体裁について
本作は冒頭に、警察とケイティとミカに謝辞が送られます。ということはこの映画を作ったのは発見者でも撮影者(登場人物)でも無い第三者ということになります。この時点で結構微妙なのに、さらには途中に明らかな編集点と早送りが入ります。そして日時表示が出たり出なかったりします。
ですので、本作はフェイクドキュメンタリーという形式なのに、劇中の映像そのものではなく編集されてしまっていることになります。これでは怖くはなりません。「現実に映っちゃってる」のが怖いのであって、編集していいならそれこそCGでいくらでも出来てしまいます。あくまでもオリジナムービー(=劇中でミカが撮影していたテープ)をそのまま流すから意味があるのに、、、微妙すぎます。
お化けの動きについて
おそらく観た方が最初に思うのが「お化けの茶目っ気について」だと思います。なにせサービス精神が旺盛なお化けでして、律儀に毎回毎回「階段を上がって開いてるドアを通る」コースを辿ります。そして任意の固定カメラ撮影にもかかわらず、キーイベントは必ずカメラの前で行ってくれるエンターテイナーぶり(笑)。寝室のシーンはいつ横や下からお化けがフレームインしてくるのか楽しみにしていたのですが、結局最後までドアを通って来てくれました。
起こる現象といってもドアが閉まるのと怪音ばっかりで、ひたすら前振りが1時間以上続きます。やっとアタックが来たかと思いきや良くあるタイプの微妙なオチで、最後の方はちょっと笑いすら起きるレベルの酷さでした。とにかく怖くありません。
ミカとかいう頭の足りないバカ男について
私の中で本作の評価が完全に紙屑になった一番の原因は「ミカ」とかいう最低な男です(笑)。話を聞かない、独断専行、約束を破る、思い込みで動くくせに結果が伴わない。要は大口たたくだけで何の役にも立たないのですが、後半は常に怒鳴ってヒステリーを起こしています。よくここまでクソ野郎に作り込んだと関心するほどで、本気で舌打ちが止まらずイライラしっぱなしでした(笑)。これが監督の狙いだとしたら私は完全にストライクです。なのでラストに関しては完全にお化けに感情移入しています(笑)。GJ。
【まとめ】
まったく怖くないのでホラー映画嫌いな人でもなんの問題もありません。しかし決定的につまらないのでちょっとオススメしづらいです。とはいえ、この手の心霊ホラーは大勢と一緒に見た方が面白さが増すので、どうせみるならDVDよりは映画館の方が良いと思います。
まぁアメリカでの流行は本当ですので、確認の意味で映画館へ足を運んでみては如何でしょうか?
話題になった映画として記憶していたこの作品が
BSでやってたので見てみたのですが
あまりのつまらなさにムッカムカきて検索してこちらに辿り着きました(笑)
しかし、ミカは未だかつてない異常なレベルの馬鹿さ加減ですね!
彼のおかげで映画のストーリー(?)とか雰囲気なんてどうでもよくなり
早くこいつ死なないかな・・・イライライライラ と考えてばかりでした
というか、カメラと同棲したほうがいいんじゃないかと思うぐらい
なんでそこまで撮るんだよ、あんたは戦場カメラマンか!と思いましたよ(笑)