本日見てきたのは「サロゲート」です。
評価:
– 普通。平均的。平凡。つまり無。【三幕構成】
第1幕 -> サロゲートのある世界
※第1ターニングポイント -> 殺人事件が起きる
第2幕 -> 殺人事件の捜査 & トムが生身で活動を始める
※第2ターニングポイント -> ピーターズの>サロゲートがのっとられる。
第3幕 -> 事件の解決。
【あらすじ】
人間がリンクした疑体「サロゲート」によって世界中の犯罪は限りなく0に近くなっていた。そんななか、サロゲートが襲われオペレータが殺される事件がおこる。絶対安全と思われたサロゲート利用者が殺されたことは重大な問題であるため、FBIのグリアーとピーターズは極秘捜査を行う。そこにはサロゲートの開発者キャンターとVSI社の確執があった、、、。
【感想】
普通。
悪いところも良いところもあって、いたって平凡な感じです。むしろ見た後に興味が再燃しないので若干つまらないよりかも知れません。非常にオーソドックスなサスペンスで、マクガフィンを探して彷徨うよくある話です。
ちなみに本作を見ている間中、実は攻殻機動隊がずっと頭に浮かんできました。きっと押井守なら、あのラストを人間とサロゲートの立場が逆でやったと思います。それやっちゃうとアバターですかね。
「人間の肉体がロボットで代行できるとしたら、人間の実存はどこに帰属するのか?」という命題は、攻殻機動隊およびイノセンス & 攻殻機動隊S.A.C.が5年以上前にとっくにやってます。
でも本作の方はそこまで踏み込んだ議論はしてくれません。美容整形手術と大差ないくらいの描き方です。そこはやはりSFものとしては不満でした。
10年前では考えられない非常に豪華なキャストが登場していますが、アメリカでは見事に転けました。有名俳優ばかり使っても客が集まらない良い例です。脚本もガタガタなりにこぢんまりとまとまっていますし、Vシネマだと思って気軽に見てみると良いかもしれません。
眠いのとあんまり書くことも無いくらい平凡な作品だったので今日はこの辺で(苦笑)