本日の二本目は
「劇場版”文学少女”」です。
評価:
– 先生!内容がありません!【あらすじ】
井上心葉は先輩の天野遠子に勧誘され文芸部に入部する。ある日、文芸部が設置する「恋のお悩みポスト」に一通の手紙が届く。そこには宮沢賢治の落書きの写しのみが大きく書いてあった。いたずらだろうと気にもとめない心葉だったが、それでも数日続くと不気味なもの。投函者を突き止めようと夜中に待ち伏せする心葉と遠子の前に現れた竹田さんは、それが「朝倉美羽」からの伝言であると告げる。果たして朝倉美羽とは?そして心葉との関係は?
【三幕構成】
第1幕 -> ポストに投函された手紙を巡る捜査
※第1ターニングポイント -> 心葉と美羽の再会
第2幕 -> 美羽との交流と、美羽の望み探し。
※第2ターニングポイント -> 美羽がトラックに飛び込む。
第3幕 -> プラネタリウムでの出来事。
【感想】
本日の二本目は「劇場版”文学少女”」です。こちらはレイトショーだったせいか、「いばらの王」よりはお客さんが入っていました。
私はまたもや原作のライトノベル未読です。結論としては、、、なんかな~んにも言いようがないほど内容がありませんでした(苦笑)。エンターブレインさんはこれが10周年記念で本当に良いんでしょうか? まぁフジテレビの50周年がアレなんで、それよりは数億倍ましですけどね、、、。
話のプロット
話のプロットは25文字で終わります(笑)。「”かまってちゃん”の困った子に主人公がモテモテな話」。良いんじゃないでしょうか、、、、内容が無さすぎる!!! こんなの30分番組でやって下さい。
基本的なフォーマットはもろに「涼宮ハルヒ」シリーズです。すなわち「押しの強い不思議ちゃん」に翻弄され・パシりにされるヘタレな主人公の話です。でも振り回されるのもまんざらではないというマゾっ気も共通しています。
本作で決定的に欠けているのは話の根幹です。「何をメインにするのか?」ですね。本作は最終的には心葉と遠子のラブストーリーに着地します。でも、それって美羽のエピソードはあんまり関係無いんですよ。美羽のエピソードを通じて心葉は作家に戻る決意をするんですが、一方で、心葉は遠子にはすでに短編をガンガン書いてあげてるわけです。だから直接的に関係ありません。美羽のエピソードを1時間ぐらい見せられて、最後の5分で急に遠子との恋愛に振られると意味が分からないというか、構成がブサイク過ぎます。
な~んかチグハグで微妙でありがちな話の断片をちょいちょい見せられたという感触でした。
あと、マフラー返したんだから、手袋も返してね[emoji:i-175]
すんごい気になりました。
【まとめ】
30分番組を100分に無理矢理引き延ばして見せられたような感じです。話の密度がすっごい薄いので全然映画を見た気になりませんでした。
虚無感全開です。
明日の「ナイン」と「劇場版TRICK」のチケットを買ってきたので、今日は寝ます(笑)、、、。
たぶん一晩寝ると、本作の事は何も覚えていない気がします(笑)。印象薄いし、インパクトないし、話もないし、キャラは類型的だし、、、、眠い。