シーサイドモーテル

シーサイドモーテル

本日は邦画二本です。

1本目は「シーサイドモーテル」にしました。

評価:(3/100点) – どこからツッコんで良いのか、、、。


【あらすじ】

山中にありながら「シーサイドモーテル」と名付けられた場末の安宿を舞台に、4つの部屋でそれぞれの人間模様が描かれる。


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【感想】

本日の1本目は「シーサイドモーテル」です。昼の回で若めのお客さんがかなり入っていました。ちょっと2本目の映画をがっつり書きたいので、こちらはさらっと流させていただきたいと思います(笑)。
もうとにかくダサいというのが正直な感想です。作品としては漫画が原作ですが、シーサイドモーテルの各部屋のシーンが大半でとても舞台演劇っぽい設定になっています。そしてその中で早回しシェイキーカムやスローモーションや三回パン(※アニメ監督出崎統が考案した同じアクションを3回繰り返し/巻き戻して見せる手法。)を使って、ギャグポイントみたいなものを押しつけてきます。それがことごとく笑えないため、ただ小手先だけでエフェクトを盛ってるだけに見えます。この笑いの押しつけを自慢気に終始繰り返すため、本当にうんざりすると言うか辟易してどんどんどうでも良くなってしまいました。
設定だけを見ますと、いわゆる「パズル型ストーリー」を思い浮かべる方も多いと思います。つまり全然関係無い話が同時並行的に語られ、それがある一点で収束するような、、、そういったパズル型です。実は私もそれを期待していました。ところが、実際には決定的に交わる場面がありません(苦笑)。所々で思い出したようにチラッと重なる部分はあるのですが、それが各ストーリーに大きな影響を与えないため、そもそも作品全体が物凄い勢いで拡散していってしまいます。ですので結局なんだったかと聞かれれば、「中途半端なショートコントを4つバラバラに見せられただけ」というのが率直な所です。
しかも残念なことに、各4つのストーリーが個別ではまったく「独立したショートムービー」として成立していないという弱点があります。全て微妙にハートウォーミングな雰囲気に落とそうとするのですが、そもそものドラマが無いためにキャラクターの行動原理が薄く、ドラマとして盛り上がる箇所がありません。
さらにコントも基本的は一発芸が多く、「レッドカーペット」的な質の悪い出オチギャグでして、反応に困るものばかりでした。
お勧めかどうかと聞かれれば絶対にお勧めはしませんが、もし生田斗真のファンという方がいればその方には見る価値があると言っておきましょう。といっても演技は超大根で、ただ単に出番と顔のアップが多いだけです(笑)。
邦画は本当に大丈夫なんでしょうか?

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