本日のアイドル映画2本目は
「誰かが私にキスをした」です。
評価:
– 「世界は私のためだけに存在する」という病。【あらすじ】
ナオミは階段から落ちて直近四年分の記憶を失ってしまった。救急車を呼んで付き添ったユウジ、彼氏のエース、イヤーブック委員会の相方・ミライは、みんなナオミの事が大好きでちやほやしてくれる。そんな中でナオミは本当の自分を取り戻すことができるだろうか、、、。
【作品テーマ】
「本当の愛はすぐ近くにある。」
【感想】
2本目は満を持して当たり屋をやってきました、「誰かが私にキスをした」です。とにかくまったく見る気がしないで先週はスルーしたんですが、土日のスケジュールを組んだ結果ちょうど時間の関係で見れそうだったので踏んでみました。しかしこれがまた、、、、地雷だとわかって踏んだのに予想以上に威力が高くて大ケガいたしました(笑)。
本作の感想は三文字で表せます。「気色悪!!!」(笑)。
いや、「(笑)」とか付けて誤魔化さないとやってられないくらい酷いんです。とにかく奇っ怪な構成と気色の悪いメッセージのオンパレードで、ハッキリ言って拷問そのものでした。
まず、第一に、本作が誰を狙って作っているかが全くわからないです。日本語と英語が中途半端に混ざり合っていて、しかも日本のアメリカンスクールだって言ってるのに無理して作った「アメリカ学園もの」みたいな空気をビンビン出してきます。セリフは全て直訳調の気持ち悪い言い回しですし、役者もエース役のアントン・イェルチンと父親の渡部篤郎以外はことごとく大根です。もうふざけてるのかと思うほどにダサい選曲や、とにかく舐めたストーリー展開に開いた口が開きっぱなしでちょっと喉が痛くなりました(笑)。
いいんですよ、別に。堀北真希がモテモテだろうが。でもですね、、、この「何をやっても許されるし、どんな酷い事を言っても皆私の事が大好き」っていう腐りきった根性が気にくわないんです。そのくせ「本当の自分」とかいう鼻持ちならない結論に着地するわけです。
結局、この女性は浮気してたわけですよ。そしてそんな自分を変えたくて、階段からダイブしたとか言うわけです。なんでダイブすると変わるの?という疑問は脇に置くにしても、本当に根性が腐ってます。
結局、この映画の中でのナオミは単に男を都合の良いように振り回してるだけの奴なんです。でも嫌われない。最低な振り方をしたエースはテニスのダブルスに誘ってくれますし、ユウジは卒業式でニコニコして握手してくれます。彼女が居るミライだって、一声掛ければ長野まで一緒に来てくれます。
結局、世界の全てが自分を中心に回ってるわけです。
ふ・ざ・け・る・な・!!!!
【まとめ】
この糞脚本書いた人間は「ボーイズ・オン・ザ・ラン」千本ノックの刑です。
青春ってのはうまくいかないから青春なんですよ。何でもかんでも誰かが助けてくれて、何でもかんでも都合の良い偶然が起きて、誰も彼もが自分を愛してくれるなんぞという腐りきった甘えた根性は通用しません。
この映画を見て泣いたとか良かったとか言ってる方は、もう少し現実を見るべきです。
え?映画はファンタジーだから何でも良いって? 現実逃避に文句つけるなって?
だったら何も言いません。
本作を見てハッキリするのは、堀北真希の株が大暴落するレベルのフィルムだということと、docomoは特に契約をいじらなくても国際電話が掛けられるって事だけです(笑)。
つまり、携帯電話はdocomoがオススメです!!!