怪盗グルーの月泥棒 3D

怪盗グルーの月泥棒 3D

日曜日は2本。1本目は

怪盗グルーの月泥棒 3D」をみました。

評価:(50/100点) – 安心して見れる幼児向け3Dアニメ


【あらすじ】

怪盗グルーは年齢とともに落ち目を迎えていた。そんなある日、彼はTVニュースでピラミッドが盗まれたと知る。グルーはこの偉業に遅れをとるまいとして、史上最大の大泥棒を計画する。彼のターゲットは宇宙に浮かぶ月だった、、、。


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【感想】

先週の日曜は「怪盗グルーの月泥棒 3D」を見て来ました。公開から結構たっていましたので、お客さんの入りも少なく、子供連れもいませんでした。
本作はユニバーサル初の3Dアニメと銘打っています。いますが、、、、正直に言うと、3Dという部分についてはかなりありきたりな使い方しかしていません。予告でジェットコースターの場面がありますが、まさにその場面が最も3D効果を感じます。逆に言えばそれ以外はあまり3Dの意味はありません。
本作はドリームワークス的な毒っ気もなければピクサー的な完成度もありません。非常にベタで教育的な内容の「大人が見せたい子供向けアニメ」です。ですので、決して手放しで褒めるような作品では無いと思います。序盤のピラミッドのシーンから、この作品ではどんなに酷い事がおきても人が傷つかないのはあきらかですし、なにより真の意味での「悪人」は出てきません。ベクターもあくまでコメディ内での「嫌な奴」であり、ナードで嫌味な男以上ではありません。原題は「Despicable Me」=「どうしようもない僕」ですが、グルー自身はそこまで卑劣漢という感じでは無く、むしろ若い才能に突き上げられる中年男の悲哀がメインに描かれます。
ですので、本作は非常に安心して見ることが出来ます。ワクワクできないと言っても良いんですが(苦笑)、ベタな展開を無難にこなしているという印象が強いです。もう公開規模もかなり小さくなっていますが、もし時間が空いていれば見てみても良いかも知れません。アメリカでは夏休み映画として5億ドルを越えるものすごいヒットを記録していますが、あんまりそこまで騒ぐほどでは無いように思いました。

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