はいはいどんどんいきましょう。続いてはマイケル・ベイの超絶アホ映画。
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」です。
評価:
– 夏だ!一番!マイケル・ベイ祭り!!【あらすじ】
前作から数年後。オプティマスらのオートボットはアメリカ政府に協力して、世界各地で平和のために戦っていた。
ある日、いつものように敵を探しにチェルノブイリ原発跡に潜入したアメリカ軍とオプティマスは、そこで新たな巨大ディセプトコンと遭遇する。
ディセプトコンをなんとか撃退した彼らが見つけたのはかつてサイバトロン星から最後の希望として脱出した宇宙船アークの運搬物だった。
何故アークの残骸が地球にあるのか?その謎が明かされた時、かつてのアポロ計画の全容が明らかになる、、、。
【感想】
さてさて、7月最後に見たのはマイケル・ベイのバカ映画シリーズ3作目、「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」です。3D映像を前面に出したプロモーションをしていまして、いろいろと不安は一杯あったんですがとりあえず行ってみました。初日ということもありお客さんはかなり入っていました。てっきり前作「トランスフォーマー:リベンジ」のあまりの出来でもう飽きられてるかと思ってたんですが、意外や意外。なんというか、、懲りないというか、大作に弱いというか、、、。でも個人的には見て大正解だったと思います。相変わらず脚本はズタボロですが、3Dも相まってお祭り感がとんでもないことになっています。超躁状態。超ハイテンション。そして超頭が悪いw まったく問題無いと思いますw
「好きなものを詰め込む=俺だけの祭り」というサービス
本作にもし自分がサブタイトルをつけるとしたら「マイケル・ベイ リサイタル」です。この作品はとにかく過剰なサービス、つまりドラえもんの「ジャイアン・リサイタル」的な過剰なサービスに溢れていますw
「おまえら女の子は好きだろ。よし、尻とおっぱいを3Dで飛び出しとくぞ!」「おうおう。おまえらロボットも好きだろ。良し。じゃあ今度はもっと細かく書いといてやろう。」「そうかそうか。やっぱりおまえら侵略SFも好きだよな。おれも大好きだ。じゃあ宇宙戦争を入れとくか。」などなど。本当にこんな感じで悪意の無い過剰サービスに涙が止まりませんw
おばぁちゃんもうお腹いっぱいだからおかわりはいいって。え、おはぎもう一個? じゃあ一個だけね。えぇ!?スイカもあるの!?あ、じゃあ後で食べるから置いといて、、、。
気付くとどんどん後回しになっていて、どんどん上映時間が伸びていって、そしてどんどん最初の目的から脱線していきますw
ですから、本作をどう表現するかはすごく難しいんです。いわゆる「映画として良く出来ているか」で言えば
全然ダメです。文字通り話しになってません。でも「面白いか」って聞かれればこんなに面白いお祭りは他にありません。だってロボットがワイワイ活躍して、美女が周りをウロウロしていて、イケすかない奴はみんな痛い目をみるんですよ。こんな爽快でこんなに頭の悪い映画は他にありませんw
そもそもからして、開始早々に某ユダヤ人問題で降板したブルーカラー・セクシーのミーガン・フォックスをいきなりビッチ呼ばわりした挙句に貴族でお嬢様のロージー・ハンティントン・ホワイトリーが代わりの恋人として出てくるわけですよ。この半笑いで悪ふざけのキャスティング。絶対にミーガンはこの当て付けにムカついてると思うんですが(笑)、こういうことをやってくるこの悪ふざけセンスが始終続きます。ですから、なんというか真面目に突っ込んだら負けな気がするんです。どっカーン!ちゅどーん!いぇーい!で、エンディングロールw
100%良いと思います。
そりゃあね、最後に敵を倒すのがあっさりしすぎて雑魚にしか見えないとか、そもそも書き込み過多な上に3Dで雑然としてるからロボットキャラの区別がつかないとか、いろいろ言いたいことはあるんですよ。マルコビッチがなんだったのかもよくわからないですし、なんかパトリック・デンプシーも最後で帳尻を合わせただけみたいに雑ですし。でも良いんです。お祭なんです。だからこっちも乗っかっときましょう。
踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃソンソン!!!!
【まとめ】
右手にポップコーン、左手にコカコーラを抱えて劇場へダッシュです。あとお祭なので2Dはオススメしません。ぶっちゃけ話しとしては3Dの必要はまったくないのですが、毒を喰らわば皿までです。せっかくじゃんがらラーメン全部のせを頼んだのに、味薄めにしてもしょうがないじゃないですかw 思いっきりニンニクも放り込みましょうw どうせ話しは破綻してますし、全てはその場その場の勢いだけです。でもその勢いがとんでもないレベルの勢いなため、不思議な説得力と満腹感があります。
オススメです!!!
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