RED/レッド

RED/レッド

土曜の二本目は

RED/レッド」です。

評価:(65/100点) – 元気な叔父様達の貫禄コメディ。


【あらすじ】

フランク・モーゼズは退役したCIAのエージェントである。手持ちぶさたな彼は年金係のサラとの電話を唯一の楽しみにしていた。
ある日いつものようにサラと電話をした晩、フランクは何者かに襲われ自宅を蜂の巣にされてしまう。なんとか難を逃れたフランクはサラの元へと向かい、危機一髪彼女を助けだす。敵をCIAだと判断したフランクは、引退したかつての仲間達の元を訪ね逆襲を計画する、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> フランク邸が襲われる。
 ※第1ターニングポイント -> サラの救出
第2幕 -> サラとの逃走と仲間集め
 ※第2ターニングポイント -> サラが攫われる
第3幕 -> サラの奪還作戦


[スポンサーリンク]

【感想】

土曜の2本目は「RED/レッド」です。かなりお客さんが入っていまして、小さめな劇場ながらほぼ満席でした。前評判では「年寄り達のエクスペンダブルズ」なんて言われていましたが、どちらかというと「オールスター感」よりは「年寄りの冷や水感」といいますか、コメディ的な要素が先に立っています。
というのも、エクスペンダブルズのような「劇中でもバリバリの一線で活躍する傭兵」としてのヒーロー達ではなく「劇中ではすでに引退しているかつての凄腕」という体裁だからです。とはいえ、もちろんブルース・ウィリスやヘレン・ミレンはほとんど無敵の活躍を見せてくれます。それだけで爽快感は満点なのでもう十分なのですが、一方で生身のアクションの凄さはありません。せっかくのブルースとカール・アーバンの格闘戦もカメラがグラグラでまったくアクション的な見栄えはしません。
そうするとどうしても「型」を楽しむような見方になってしまいますので、これはもうファンムービーになってしまいます。
とはいえとても幸せな映画なのは間違いありません。ここまで活き活きとコメディを楽しむマルコビッチは久しぶりな気がしますし、ここまで嬉々としたヘレン・ミレンも久しぶりな気がします。何より話の内容が全然無い感じが、いかにもバカ・アクション・コメディという風格すら出ていますw スーパー爺さん達が危なげなく若造どもを手玉にとってくれますので、安心して110分間ポップコーンを頬張れます。
決して高尚な映画ではありませんし、よくできた映画でもありません。しかし爽快感とほほえましさではずば抜けたものがあります。デートの邪魔にもならないくらいのバッチリな温度ですので、是非是非オススメです!

[スポンサーリンク]

記事の評価

トラックバック用URL:

https://qbei-cinefun.com/red/trackback/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。