赤い珊瑚礁 オープンウォーター

赤い珊瑚礁 オープンウォーター

先週の火曜日は

「赤い珊瑚礁 オープンウォーター」を観てきました。

評価:(20/100点) – あれ? サメちゃん一匹だけ?


【あらすじ】

オーストラリアでクルーザーの買い付けをおこなっているルークは、親友のマットとその恋人スージーを夏のバカンスに招待した.。マットの妹でルークの元カノのケイトも一緒だ。初めはぎこちなかったルークとケイトだったが、だんだんと元の関係を取り戻して行く。そんな時、彼らの乗ったクルーザーが珊瑚礁に乗り上げて座礁してしまう。引っくり返ったクルーザーの上でなす術も無い一行は、近くの島を目指して泳ぐことにする。しかし、その海域はサメが出ることで有名だった、、、。

【三幕構成】

第一幕 -> クルーザーでのバカンス
※第1ターニングポイント -> クルーザーが座礁する。
第二幕 -> 終わらない遠泳とサメの出現
※第2ターニングポイント -> 残り二人になる
第三幕 -> 浮島への決死の泳ぎ


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【感想】

さて、先週の火曜日は「赤い珊瑚礁 オープンウォーター」を見てきました。公開直後でしたが、あんまり観客は入っておらず、なんかパニック映画の割には客席の温度は微妙な感じでした。
本作は1983年に実際にあった事件を元にしています。元にはしていますが、基本的には「転覆しかけたボートから泳いで逃げるうちに仲間がサメに襲われる」という大枠だけで、基本は創作ストーリーです。
本作はいわゆるモンスターパニックホラーにあたります。「グリズリー」とか「ジョーズ」とか、それこそ今度公開される「ピラニア3D」とかの同系統です。実在の動物が超大きかったりまたは超大量だったりして人間を襲うジャンルです。今回はそれがサメなわけですが、、、どうにもあんまり歯切れが良く無いと言いますか、ジャンル映画なのにカタルシスがありません。
というのもですね、本作では登場人物たちはずっと海の中で泳いだり浮かんでいるだけで武器もロクにもっていないので、ただただ逃げるしか無いんです。しかも相手は海が主戦場のサメですから、当然泳いで逃げられるわけでもないんです。そうすると、これはただただパニックになっているのを見るだけになってしまって、ものすごい単調になっちゃうんです。
ちょっと泳ぐ→サメの気配がする→パニックになる→気のせいでしたor本当にサメで襲われました
ずっとこれを繰り返しで見せられるわけで、そこには対処も何もあったもんじゃないんです。
じゃあその襲われるシーンが楽しいのかというと、これまた微妙な感じで目が泳いでしまいます。だって普通サイズのサメちゃんが一匹出てくるだけなんですもの。しかも明らかに海洋記録映像を使っていて、サメと人間が同じカメラフレームの中に収まらないんです。かなり低予算です。
実際に実話を元にはしているんですが、あまりにも低予算な雰囲気かつ盛り上がりがないため、すごくテレビの再現映像を見ているような気持ちになってきちゃいます。

【まとめ】

なんと言いますか、消化不良というかあんまり映画を見た気がしなくてちょっと残念でした。せめてなんかしら対処法を発見したりとか、なんかしら殺される順番に因果関係があったりするとよかったんですが、非常に順当かつ面白みもなく話しが進んでしまいました。来たる「ピラニア3D」に向けてテンションを上げるつもりで見に行ったんですが、残念ながら類似商法的な買い付け以上ではなさそうです。
あとですね、どうしてもこれだけは言いたいのです。予告で「その海、サメだらけ!」っていうのは本当だけど嘘。海自体にはサメだらけだけど、映画に登場するのは一匹だけです!!! 紛らわしい、いくない!
オーストラリアに憧れる方に現実を知らしめる意味でおすすめです。海さ、怖いとこだべ。

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記事の評価