グッド・バッド・ウィアード

グッド・バッド・ウィアード

映画の日で安かったんで、レイトで「グッド・バッド・ウィアード」を見ました。
評価:(70/100点) – 楽しいけど、けどね、、、、。


あらすじ

る殺し屋が宝の地図を手に入れる仕事を引き受ける。一方、ケチな泥棒はひょんなことからその宝の地図を手に入れてしまう。こうして「殺し屋」と「泥棒」とそれを狙う「賞金稼ぎ」の追いかけっこが始まった。気がする。

感想

国映画ってあんまり見ないんですけど、ある意味レベル高いな~と素直に感心しました。っと取りあえず褒めるところから始めます。後半は悪口になりますので、好きな方は前半だけでやめといてください。
ず第一に「グッド・バッド・ウィアード」で褒めるべき点は、そのアメリカナイズされまくったエンタメ感です。これ、おそらく俳優の顔にモザイクかけて上映すればみんなハリウッド映画だと勘違いすると思います。特にドンパチの多さとアクションシーンの作りの強度は抜群で、本当に良い「バカ映画」に仕上がっています。まぁこのドンパチを後半でボロカス叩きますが、それはそれ。爽快感は残りますし、仕事帰りの適度に疲れた脳味噌で見るにはうってつけです。
者陣ではソン・ガンホがいいですね。ファンには怒られるかもしれませんが、出てくるだけで笑える「バカっぽさ」は間寛平レベルです。存在感抜群。ネットで画像検索すると普段の真面目そうな顔ばっかり出てきますが、コメディ・レリーフとしてもっと活躍してほしいです。
一方のイ・ビョンホンですが、なかなか良いけどイマイチ。この中途半端な評価の原因は、その「ジョニー・デップ感」です。良くも悪くも、演じ方がジョニー・デップなんです。具体的には「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキャプテン・ジャック=スパロウと「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」のスウィニー=トッドです。ちょっと斜視で、いつも遠くを見てる感じで、無表情で人を殺せるタイプ。なんちゅうか超ステレオタイプな「ジョニー・デップ、マッドver.」で、ちょっと大丈夫かと思うくらいです。物まね紅白歌合戦状態。下手じゃないから貶しづらいですが、演技指導で「ジョニー・デップでお願いします」とか言われたんでしょうか?
最後のチョン・ウソンは一カ所見せ場がありますが、活躍の割に印象が薄いです。途中から仲村トオルにしか見えませんでした。残念。そしてチョン・ウソンと仲村トオルのファンの方々、すみません。
でも役者陣は基本的にすばらしいです。言葉がわかんないからかもしれませんが、かなりイけてます。
以上、褒め終了。ここからはちょっとテンションあげます。韓流ファンの方はページを閉じてください、マジで。


まず大前提としてこの映画を私は結構好きです。少なくとも今年公開された数多ある邦画と比べてもかなり上位に入ります。が、、、、が、、、、どうしても奥歯に物が挟まるのはひとえに以下の二点に依ります。
1) 政治的要素が強すぎる。しかも不快なレベル。
2) 「続・夕陽のガンマン」のリメイクorインスパイア作品と謳っている。

1)は言わずもがな。ほとんどギャグのレベルで中国or日本に対するしつこい対抗心がむき出しです。難しいのは、日本人の僕が見て不快なシーンもたぶん韓国人は大喜びで見てるんだろうなというこの文化ギャップ。自分は比較的に寛容な方だと思いますが、日本人の大群の中をチョン・ウソンがライフル銃片手に馬で逆送して皆殺しにする所とか、、、、、何だかね。
こういうドメスティック(=その国・土地特有のもの)なシーンを入れると、国際的なマーケットで売りづらくなるのは当たり前。そりゃ日本で受けないわ。映画としては面白いのにもったいないって言うか、それでも入れるところが韓国っぽいっていうか、、、、、ね。
2)は1)以上に、怒ってます、私。噴飯ものとはまさにこのこと。ご飯ブハって噴きますよ。「続・夕陽のガンマン」っていうのは言わずもがなですが、監督セルジオ・レオーネ、主演クリント・イーストウッド、音楽エンニォ・モリコーネのスリートップが送るマカロニ・ウエスタンの超金字塔です。
まず思うのが、「マカロニ・ウエスタン舐めてるのかワレ」ってこと。このキム・ジウン監督はマカロニ・ウエスタンを「なんか渋めの男がドンパチやって、ドンパチやって、酒飲んで、ドンパチやる話でしょ」とか思ってるのでしょうか?
ち・が・う・か・ら!
マカロニ・ウエスタンは乱暴に言うと「売れなかったアメリカの俳優とイタリアン監督が予算の関係で旧ユーゴの砂漠とかで撮影した、主流からはほど遠いカウンターカルチャーとしてのヘンテコ西部劇」なんですよ!要は主流派に対する反骨精神。そして、当時終わりかけていた「古き良きアメリカ純正西部劇」に対する劇薬なんです。ドンパチだけでは断じてない。この「グッド・バッド・ウィアード」を「続・夕陽のガンマン」のオマージュとして作るなら、何故韓国人の国際的な立ち位置を最大限利用しないのか!細かいことは政治的になるので控えますが、キミら韓国人の立ち位置はまさに反骨精神を出せる位置だろ!
おじさんガッカリです。こう言うの見ると、口はでかいのに韓国人の意識はまだだいぶ低いなと。

最後に

ちょっと長くなりましたが、この映画、私的には良作です。
ただ、DVDで見ても面白くないかな。大画面でちょっと頭を空っぽにして見るのが良いでしょう。
ということで、暇と小遣いがある人は是非行ってください。
見終わったら、是非お近くのレンタル屋で「続・夕陽のガンマン」も見てね。

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