ラ・ラ・ランド

ラ・ラ・ランド

今日はアカデミー賞ノミネートで大宣伝中の

「ラ・ラ・ランド」を見てきました。

評価:(45/100点) – 雰囲気パロディ


【あらすじ】

ミアは女優を夢見てハリウッドへやってきた。何百回とオーディションを受けながらも結果が出ず、ワーナー撮影所のコーヒーショップで働いている。
ある日、友達とハリウッドのプライベートパーティに参加したミアは、辟易しながら家路についていた。その途中、彼女はレストランから聞こえてきたピアノの旋律に耳を奪われる。それが、ピアニスト・セブとの運命の出会いだった、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> 冬。ミアの上京。
 ※第1ターニングポイント -> ミアとセブがレストランで出会う。
第2幕 -> 春、夏、秋。ミアとセブが恋に落ちる。バンドと一人芝居。
 ※第2ターニングポイント -> ミアが故郷へ帰る。
第3幕 -> ミアが戻ってきてオーディションに受かる。

エピローグ -> 5年後の冬。セブズでの邂逅。


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【感想】

さて、本日は「アカデミー賞大本命!」とギャガが大宣伝中の「ラ・ラ・ランド」を見てきました。

予告を見るとラブストーリーっぽいのでもっとデート客が多いのかと思ってたんですが、意外と老夫婦が多くちょっとびっくりしました。この辺が宣伝効果ですかね。大成功だと思います。

監督は「セッション」のデミアン・チャゼル。まだ31歳でこれだけ話題の作品が撮れるんですから、素直に凄いと思います。個人的に主演(※厳密には主役ではなく脇役ですが^^;)ライアン・ゴズリングが大好きなんで、宣伝と相まってめちゃくちゃハードルが上がってました。

本作はラブストーリー部分だけに焦点を絞れば別にそんなに作りが変な話でもないですし、いい塩梅だと思います。ただ、いま見終わって1時間くらい経って書いてるんですが、私は個人的に結構キてます(笑)。いっぱい感動した人がいるのはわかりますし、大絶賛する人には多分この映画のバイブスが合ったってことだと思うので、全然いいと思います。いまから例によってグチグチ書きますが、それによって作品の価値が毀損するようなチンケなクオリティではありません。是非、劇場でご覧ください。

この後でもしかしたら取っちゃうかもしれませんが(笑)、個人的にはこれにアカデミー賞作品賞・監督賞はないと思います。それは個人的にどうこうっていうよりも、やってることが最近アカデミー賞を取ったばっかりの「アーティスト」とドンカブりだからです。さすがに二匹目のドジョウにサクッと賞をあげるようなことは無いんじゃないかな、、、と予想しています。とか書いといてハズれそうですが^^;

2017年3月1日追記:
本作、見事にアカデミー賞監督賞を獲得しましたね!おめでとうございます!!!とともに、私の予想の外れっぷりに謹んでお詫び申し上げます。主演女優賞と音楽関連は他にないし獲るんだろうな~とは思ってましたが、監督賞はまったく予想外でした。
m(_ _)mゴメンチャイ

ここでお約束です。これだけ評判の映画にグチるわけですから、具体的な部分に話が及ばざるをえません。以下多数のネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

良かったところ1:ラブストーリーとして鉄板の話

まずは良かったところから行きましょう。1つ目は、多分本作で感動した皆さんがまさに思っているであろう点です。

この映画は「ハリウッドの夢追い人」=「あたまラ・ラ・ランド♪」な人が織りなす青春劇です。ミアは叔母さんの影を追って女優を目指し、セブは「ジャズの復興」という壮大な夢を提げ、お互いハリウッドにやってきます。ミアの友人たちが(いわゆる枕営業的なノリで)人脈を作ってのし上がろうとする中、ミアはそんな売り込みに馴染めず真っ向からオーディションを受けまくり、そして落ちまくります。一方のセブも「ジャズはバップこそが本流である」という信念を捨てきれず、レストランのBGMを弾くバイトでついうっかり勝手な演奏をしてクビになってしまいます。

こういった「信念はあるけど世渡りが下手で社会的に馴染めない」コダワリ派の2人が出会い、お互い励ましあいながらも夢に邁進していくわけです。そして大人になり、ちょっと回り道をしながら、見事に夢を叶えます。

この基本ストーリーは間違いなくよくできてます。っていうか鉄板です。オリジナリティはあんまり無いですが、「王道的」という意味では間違いなくど真ん中の青春ストーリーです。日本映画だってこの手の物は山程も作られていますし、これがダメなわけがありません。「パラダイス・キス(2011)」なんかはモロにこれですよね。

このストーリーの根幹部分は(面白いかは置いといて)減点法で言えば100点満点です。別にツッコム気は一切起きません。

良かったところ2:名作ミュージカルのパロディ

良かったところの2つ目はミュージカル・パロディです。本作は冒頭からして4:3の画面が広がってシネマスコープになるという20世紀フォックスの往年のロゴから始まります。もうこの時点でわかり易いくらいのパロディです。「いまから古き良きミュージカル映画をやるよ!」って宣言しており、そしてその宣言に違わず、映画はいきなり「ウソみたいな青空のもと」「原色のドレスを着た」人たちが群舞するオープニングソングから始まります。この色がモロに「着色感」があるギトギトなもので、完全に昔の天然色映画をパロっているのは疑いようもありません。余談ですが、このオープニングの長回しはとっても良かったです。

さらにさらに、本作は「本能寺ホテル」も真っ青なくらい、映画の舞台背景に奥行きがありせん。外のシーンでも道の真ん中から歩道を平行に撮るようなカメラ・ショットばかりですし、パーティやレストランシーンの舞台も狭く、そして何より例のポスターのポーズを2人で決める山の上からのシーンではわざわざ下界がピンボケしています。加えてそのシーンでのタップダンスは、今時珍しくクレーン撮影をしています。これらは完全に意図しており、要は「スタジオセットで撮影している」ような雰囲気を出すためなんですね。スタジオには奥行きもクソも無いですから、スケールを出すためにクレーンを多用します。

これを象徴するのが、本作で何度も出てくる「部屋の壁の絵」や「スタジオ内で運送中の書き割り」です。画面を意図的に書き割りとして撮っているわけです。まっすぐの道路や波止場を真正面かつ上から撮るのとかはモロにクラシカルですよね。こういうパロディはとっても微笑ましく見られました。

ワシのグチを聞いてけれ

さて、ここまで絶賛モードなわけですが、なんでこれが45点かという部分を書いていきます。

一番大きいのは、セブが夢を全然叶えてないところです。セブは「バトルスタイルのフリージャズ」にこだわりがあったわけですよ。そしてそういう「古き良きバップ」が若者に人気が無いという危機意識から、「俺が復活させるんだ!」「そのためにJAZZの店をやるぞ!」と野心ギラギラなわけです。ところが、最終的にセブが開いた店は「オシャレな大人向けのJAZZバー」です。カクテルとか出してやがるんですよ?は???おまえバップ至上主義者じゃなかったっけ?ミアがジャズの印象を「エレベーター/天気予報で流れてる曲」みたいなノリで言った時にマジギレしたり、熱くフリースタイルの素晴らしさを語ってなかったっけ?せっかく友達から売れるバンドに入らないかって声かけられた時「セルアウトとかジャズじゃねぇわ」とか言って断りかけたりしなかったっけ?そのおまえが最後に開くのが「大人の夜のオシャレJAZZバー」ってどういうこと?テキーラだの麻薬だので若者がハイになってガンガン踊り狂ってるような「狂乱のバップ酒場」じゃねぇの?

しかもですね、最後に開く「セブズ」ってバーがよりにもよってリラクシン♩な感じの椅子まで用意した本格的オシャレバーなんですよ(笑)。それじゃ踊れねぇだろ!ヤジれねぇだろ!アホか!!!!おまえが好きな「古き良きバップ」はラリったミュージシャンがラリったまんまのグルーヴを延々とアドリブでつなぎ続ける最高にサイケな音楽だぞ!!!!

というこのエピローグをもって、本作の私の中の評価はガタ落ちしたわけです。

そこまでも「ふーんa-haをそう使いますか?」とか「踊りも演奏も下手じゃね?」とか、「プリウスもiPhoneもあるのに、CG撮影はなくて車にもカセットテープなの?」とかちょいちょい引っかかる部分はあったんですが、この終わりが決定打で完全崩壊。

結局それっぽいのを表面だけそれっぽくやりたいってだけの志の映画なのね、、、っていう。じゃあ別にいいっすわ、それで。

そしたら急に雑さが目立ってきちゃったんです。ガラガラの一人芝居で何の前振りもなく急にフックアップってそれでいいのかとか、セブのバンドも最初はフュージョンだったのに初ライブで急にニューエイジポップスになっててジャンル変わってるじゃねぇかとか。

そんなわけで、せっかく一番盛り上がるであろう最後の脳内妄想パートもすっごいシラけてみてました。

結局セブは夢を叶えたんじゃなくて、一番現実的であろうところに妥協したってことなんですね。「若者にバップを広めてジャズを再興する」んじゃなくて「単価の高い大人をターゲットにオシャレバーをする」っていう。じゃあ最初に働いてたレストランと変わらないじゃん。

2017年3月2日追記:
実は私おとといのレイトショーで2回目を見てきたんですが、上記のセブが夢を叶えられなかったの自体が監督の意図のような気もしてきました。下でコメントいただいた「悲しき男代表」さんもおっしゃってますが、セブは未練タラタラでミアに引きずられまくっており、一方のミアはどんどん男たちを乗り換えて踏み台にしてのし上がっていくという構図ははっきりしてます。そんでもってこれ完全に薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」ですよね。

夢のいた場所に 未練残しても 心寒いだけさ
<中略>
愛した男たちを 想い出に替えて
いつの日にか 僕のことを想い出すがいい
–「セーラー服と機関銃 作詞:来生えつこ より」

まぁでもこの解釈になっちゃうと、本当に「パラダイス・キス(2011)」とまったく同じになるので、やっぱ45点で上等だよな~とも思います^^;

まとめ

多分この映画に乗れないのは、私の心が濁ってるからです(笑)。気に入る人が一杯いても全然いいですし、感動も全然ありです。かくいう私も描写に腹が立ってるだけで、ストーリー自体には別に文句はありません。最後だってそもそも冒頭で今カレから”ビビっと来て”速攻セブに乗り換えた前歴がありますから、別にどうとも思いません。

実際、ちゃんとミュージカルパートでお話が進んだりっていう基本的な部分はちゃんとできてますから、私もあんまり細かいところを気にせずに見ればそれなりに楽しく観れたと思います。

いろいろ書いてきましたが、こういうのは個人個人の好みの部分ですから、まずは見てみないことには始まりません。是非是非、劇場でご覧ください!もしアカデミー賞を取るようなことがあれば劇場が混んじゃいますから、ゆっくり見るなら今のうちです(笑)。

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【ドラマ】11/22/63

【ドラマ】11/22/63

おはこんばんにちは。きゅうべいです。明けましておめでとうございます。皆さん、正月休みはゆっくりできたでしょうか? 私はひたすら喫茶店に入り浸って本ばっかり読んでました^^;

新年一発目の今日はちょっといままでと趣向を変えまして、海外ドラマの面白いやつを紹介したいと思います。やっぱね、まとまった時間があるときってついツタヤでDVD借りてきちゃうじゃないですか^^; そんな時海外ドラマってとっても使い勝手がいいんですよね。この「おすすめ海外ドラマ」シリーズではできるだけ新しいものを紹介していこうと思います。あくまでも紹介なのでネタバレは極力しません。さらっと読んでいただいて、もし気に入ったら是非是非、レンタル店に駆け込んでください。

ということで「おすすめ海外ドラマ」シリーズの1発目はこちら。

「11/22/63(全9話)」です。

評価:(95/100点) – 超ロマンティックなタイムスリップSF


【あらすじ】

時は2016年。国語教師をしているジェイクは、自身の離婚調停に辟易していた。ジェイクはある日、行きつけのダイナーのオヤジ・アルから不思議なことを聞かされる。彼のダイナーの倉庫に入ると1960年にタイムスリップできるというのだ。ガンに侵されていたアルは、ジェイクに最後の頼みとしてタイムスリップをして”あることをしてきて欲しい”と依頼する。それは1963年11月22日に起きた「ケネディ大統領暗殺事件」を阻止し、アメリカをより良い国にすることだった。ジェイクはしぶしぶながら1960年に飛び、そして3年間の独自調査を開始する。それはケネディ暗殺の最有力容疑者・オズワルドの尾行と、別容疑者の可能性の調査だった、、、。


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【感想】

さてさて、そんなこんなで趣向を変えました海外ドラマ紹介シリーズの第一弾は「11/22/63」です。原作はスティーブン・キング。キングと聞いて皆さんがすぐイメージするように、本作はロマンティック・SFサスペンスです。主役は「サム・ライミ版スパイダーマン」ハリー役のジェームズ・フランコ。ヒロインは「複製された男」で怖い奥さん役をやっていたサラ・ガドンです。最近は映画俳優もあたりまえのようにドラマに出てきて、とっても豪華になりました。

このドラマは2011年から1960年へタイムスリップしてそこで右往左往する男の話です。いたるところに名作映画ギャグが散りばめられており、それだけでも結構ニンマリできます。タイムスリップ・コメディみたいな要素はほとんど無く、どちらかというと「丁寧に作られた巻き込まれ型サスペンス」といった様相です。

話は過去に戻ったジェイクがそこで仲良くなった相棒のビルと共に、ひたすらオズワルドを尾行・盗聴して犯行の手がかりを探す展開です。なかなか尻尾を出さないオズワルド。そしてだんだん過去の世界に溶け込んで愛着を持ち始めるジェイク。そんな中で過去の世界にもかかわらずジェイクは恋人を作ってしまいます。いよいよ過去と離れがたくなっていく。だけれでも使命は果たさなければいけない。悶々とする中、ジェイクはある究極的な「答え」を選択します。

そう、本作はいわゆる「過去改変SF」です。このジャンルの金字塔「バック・トゥ・ザ・フューチャー」しかり、「バタフライ・エフェクト」しかり、そして昨年の「君の名は」。これらに一貫する「タイムスリップとロマンス」の最新版がこのドラマです。

本作は全9話と比較的短いドラマなのですが、実をいうと軽く中だるみします(笑)。するんですが、もし4~5話目で「ちょっとつまんないな~」とか思ってもそこで止めてはいけません。絶対最後まで見るべきです。というか、本作は最終話の第9話がもうそれだけで10,000点あげてもいいくらい滅茶苦茶面白いんです。もし上に挙げたような映画が好きな方がいたら、絶対見たほうがいいです。過去改変SF史上で最上級のロマンスを見ることが出来ます。甘ったるいご都合主義じゃなくて、これぞキングっていうすごーく苦くて、大人で、それでいて最高に泣ける展開がまっています。

必見の出来です。

ちょっとした補足

ちなみになんですが、、、、アメリカ人の感覚では「ケネディ大統領暗殺事件」というのは、まさに「アメリカ近代史のターニングポイント」なんですね。もちろんケネディ自身がアイドル的な人気があったというのもあります。ですがそれ以上に、後任のジョンソン大統領の始めたベトナム戦争、そして続くニクソンの経済政策失敗(1971年の第2次ニクソン・ショック)によるインフレ・高失業率・大不況、さらに繋ぎでグダったフォード、さらにその後のカーター政権で起きたイラン・アメリカ大使館人質事件を始めとする中東への弱腰外交。まさにケネディ暗殺からロナルド・レーガンのレーガノミクスまで約25年近くアメリカは暗黒期に突入します。その後も人によっては「湾岸戦争」「中東介入」「ITバブル」「リーマンショック」「格差拡大」などなど、挙げればキリがないでしょう。だから本作のように「もしケネディ暗殺が阻止されていたら、きっとアメリカはもっと良い国になっていたに違いない」というアイデアは凄く共感されるんですね。アメリカで本作が大絶賛されたのも、多分にこのバイアスはあると思います。

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シャンハイ

シャンハイ

先週の土曜日は新作を2本見てきました。一本目は

「シャンハイ」です。

評価:(55/100点) – 歴史ロマンかと思いきやB級ロマンティック・サスペンス


【あらすじ】

太平洋戦争前夜、米海軍・特殊工作員のポールは同僚で親友のコナーが殺された事件を捜査するためシャンハイへと降り立った。コナーは対日本の特殊工作員としてシャンハイに在留する日本軍の捜査をしていたのだ。ポールは捜査をする内にシャンハイの実力者アンソニー・ランティンとその妻アンナと出会う、、、。


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【感想】

先週の木曜日は米映画「シャンハイ」を見てきました。渡辺謙と菊地凛子が宣伝で全面に出ていますが、バリバリのアメリカ映画です。宣伝の割には小箱だったので、そこそこ人は入っていました。客入りの間、ギャガの話題作恒例で宣伝部が大挙して下見に来ていましたが、これだけ入っていれば上等では無いでしょうか。

映画の概要

本作は制作費40億程度で主要登場人物が4人だけの非常に小規模なサスペンス映画です。
舞台は太平洋戦争直前のシャンハイ。話は主人公ポールが親友コナーの殺された事件を捜査するためシャンハイに来る所からはじまり、やがて中国人の破壊工作員と日本軍との抗争に巻き込まれていきます。
基本的にはよくある「エキゾチック・ロマンス」系の作品です。つまり、欧米人が”良く分からない未開の地”を訪れそこでなんとなくそれっぽいエキゾチックな事件に巻き込まれつつ現地の美女とイチャイチャする類の作品です。このジャンルの代表格はもちろんみんなが大好きな「007」シリーズです。今回もやってること自体は「主人公があんまり活躍しない007」です。形式上は「介入型サスペンス(※自主的に主人公が捜査をするサスペンス)」の体裁を使ってはいますが、実際にはジョン・キューザックの困り顔と相まってかなり巻き込まれているような印象を受けます。この巻き込まれる・状況に流される感じが本作に強烈なB級ロマンスっぽさを与えています。捜査官とはいえポールは最初から最後まで後手後手にまわってしまい事件は勝手に解決しますし、何より政治情勢に対してあんまり役にたっていません。というかテロリストに荷担してますけど、、、いいんでしょうか。
歴史ものとしてみると時代考証はかなり適当ですし中国政府が撮影協力してる時点で「お察し下さい」というレベルになっていますが、ロマンス作品としては丁度良い湯加減です。あくまでもロマンス要素がメインでサスペンスはとってつけたようなオマケですのであんまり細かく突っ込んでも仕方がないかなとは思います。「ロシアより愛をこめて」のソ連の描き方とか、「007は2度死ぬ」でタイガー田中はちょっと、、、というのと一緒ですので(苦笑)。まさかこれを見て「シャンハイってこんなだったのか」とか思う人はいないと思うので。興味がある方は上海租界について本がいっぱい出てますので図書館で探してみて下さい。
前半のロマンス部分を牽引していたドイツ人の女友達・レニが中盤以降まったく出て来なくなったり(スパイがバレて別れた?)、かと思いきやそもそもポールが上海に来た根本の理由もよくわからなくなっていきますし、話はどんどん甘い方向に流れていきます。でも、細かい所を気にしないで見ていればそれなりに楽しめるかと思います。このレベルならテレビドラマで十分という話もありますけどw

【まとめ】

本作は「アメリカ人がエキゾチックな国で一夏のバカンスよろしく調子に乗る話」として結構良くできているとおもいます。こういう娯楽に大きく振ったB級サスペンスは話のアレな所も含めて楽しめます。ちょくちょく歴史描写で引っ掛かる部分はあるのですが、概ね楽しい100分でした。この100分っていうのも作品内容にあった丁度良いサイズです。
とりあえず、そこまで見たい作品が無くてフラっと寄るぐらいの感覚が一番合っているのではないでしょうか。オススメです。

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モールス

モールス

8月の一本目は「ぼくのエリ(原題:Let the Right One In)」のハリウッドリメイク作品、

モールス」でした。

評価:(40/100点) – まぁ、、、、いつもの完コピ・リメイクですわ、、、。


【あらすじ】

登場人物の名前以外は「ぼくのエリ」とほぼ一緒。
※ 「ぼくのエリ」のあらすじはこちらで


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【感想】

8月の1本目は「モールス」でした。スウェーデンの大傑作ヴァンパイア映画「ぼくのエリ」のハリウッドリメイクです。監督はクローバーフィールドのマット・リーヴス。J・J・エイブラムスの盟友で、どちらかというと手堅くオーダーどおりに忠実かつ無難に仕事をする職人タイプの監督です。
今回は「ぼくのエリ」を直前に見直さずに「モールス」を見に行きました。そうしたらですね、正直な話、あんまり違いが分からなかったんです。違いで気になったのは、所々で人が死んだりする描写がやけに温くなっているというか、隠す方向に演出が向いている部分です。言い方が悪いですが、ものすごいパチモノっぽく感じてしまったんです。オリジナル版が傑作すぎるので仕方が無いのかも知れませんが、ホラームービーとしての要素が減ってより普通のラブストーリーになっちゃたように感じました。
そういや今回のリメイク版にあるトーマス(オリジナルで言うホーカン)が最後に血を集めに行くところのドタバタコメディはオリジナルには無かった気がします。オリジナルって確か夜の学校に忍び込んで殺そうとしたら反撃をくらって更衣室だかに追い込まれちゃってみたいな流れだった記憶が、、、。
後はなんと言っても舞台となったあのスウェーデン特有の重苦しい閉塞感がごっそりなくなって単なるアメリカの片田舎っぽくなってる部分が気になります。
こういったコメディ要素だったり舞台だったりっていうのが積み重なって、本作はオリジナルよりもかなり”軽く”感じてしまいます。
逆に言えば、今回の作品の方が見易いかもしれません。
基本は字幕が苦手なアメリカ人向けの完コピ作品ですので、あんまり見なくてもよいかなと思います。というかおとなしくオリジナル版を見た方が絶対良いです。
オリジナル版をこそ、おすすめします。

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抱きたいカンケイ

抱きたいカンケイ

映画の日の2本目は

「抱きたいカンケイ」です。

評価:(60/100点) – アラサーでアイドルやってもよかですか?


【あらすじ】

エマは研修医。仕事にどっぷりで遊びに行く時間も無い。ある日彼女は酔った勢いで泊まっていった顔見知りのアダムと勢いで関係をもってしまう。付き合おうとするアダムに対してエマはそんな時間は無いと一周、体だけの関係なら構わないと言い放つ。一度は納得したものの結局エマに恋をしつづけるアダムと、面倒なことはお断りといいながらも徐々に魅かれていくエマ。結局2人はどうなってしまうのか、、、。


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【感想】

今月の映画の日の2本目は「抱きたいカンケイ」です。昼の回は完全満席だったので、レイトショーで見ました。1,000円の日とはいえ人が入らないでお馴染みのラブコメが満席というのは感慨深いものがあります。主演がナタリー・ポートマンとアシュトン・カッチャー。監督は「ゴーストバスターズ」「エボリューション」等のSFコメディの巨匠アイヴァン・ライトマンです。ライトマンはモンテシト・ピクチャーを作ってからはほとんどプロデューサーばかりやっていたので、本当に久々の監督作です。
ラブコメに真面目にツッコミを入れても仕方がないので触りだけ。
マサチューセッツ大学ウースター校を出た結構頭の良い医者の卵・エマは恋愛を「時間の無駄」として割り切っています。一方のアダムは等身大のダメ人間っぽい感じで登場します。父親が有名なTVの司会者で、自身は脚本家になりたくてTV制作会社でアシスタントスタッフをやっています。この2人がなんだかんだで出会って恋愛に発展するまでを映画にしています。
とまぁそんな感じですので、「そんなんあるかい!!!」みたいなご都合展開ばっかりです(苦笑)。ラブコメとして見れば本当に中の中というか、標準的な出来だと思います。ただですね、アシュトン・カッチャーのアシュトン・カッチャーらしさであったり、ナタリー・ポートマンのナタリー・ポートマンらしさみたいな、いささかカリカチュアされた特徴が良く出ていてアイドル映画としてはかなり破壊力のある作品です。
例えば、「アシュトン・カッチャーってどんな人?」と言われた場合に思い浮かべるのは「好青年」「アホの子っぽいけど素は真面目」「年上キラー」とかそういうキーワードが出てきます。それはナタリー・ポートマンも同じで、「頭よさそう」「超生真面目」「お嬢様」とかそういうキーワードが出てきます。そういういままでのキャリアやテレビ番組で付いてしまっているイメージのそのまんまをコメディとして役に当ててきてるんです。
二人とも童顔ですし、もう29歳と33歳なのにどことなく青春っぽさが出てくるのもナイスキャスティングです。
単純にナタリー・ポートマンが下世話なことをやらされてるという面白さもあるんですが、アシュトン・カッチャーもまったく期待を裏切らないサービスショットだらけですし、十分アイドル映画になっていると思います。アラサーの一線級俳優を捕まえてアイドルもないですけど(笑)。
ということで、主演俳優2人のファンであれば映画館に駆けつけつつDVDも予約した方が良いと思います。逆に言うとこの2人でピンと来ない方は絶対後悔しますので無かったことにしましょう。個人的には買いですw ここまで楽しそうなアシュトン・カッチャーはバタフライ・エフェクト以来かも知れません。

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塔の上のラプンツェル

塔の上のラプンツェル

日曜は気分転換で

「塔の上のラプンツェル」を見て来ました。

評価:(90/100点) – 鉄板のお家芸


【あらすじ】

とある王国で王女が生まれた。しかし王女は生まれながらにして余命幾ばくも無い。王は怪我や老いを治すという言い伝えがある魔法の花を探し出し娘に与える。ラプンツェルと名付けられた娘は一命を取り留めた。
一方それまで魔法の花を使って永遠の若さを得ていた老女・ゴーテルは、自信の若さを保つために花の能力の宿ったラプンツェルを誘拐してしまう。ゴーテルは森の中の塔にラプンツェルを閉じ込め、自分の娘として育てていく、、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> ラプンツェルの日常と盗賊・フリンライダーとの出会い
 ※第1ターニングポイント -> ラプンツェルが塔の外に出る。
第2幕 -> 「灯り」を見るための冒険。
 ※第2ターニングポイント -> 「灯り」の夜、ラプンツェルが連れ戻される。
第3幕 -> 救出。


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【感想】

映画の話しの前に、被災者の方々に謹んでお見舞い申し上げます。映画を見ていて少し後ろめたいような気分になっているのが正直なところですが、日常へのリハビリも兼ねていつも通りに書いていきたいと思います。
さて、先週の日曜日は「塔の上のラプンツェル」を見て来ました。横浜のブルク13で見ましたが、結構なお客さんが入っていました。地震直後ということもありあんまり映画を見ている気分ではありませんでしたが、人混みでいつも通りの繁華街というのも気分が紛れて結果としては良かったと思います。
あんまり論を重ねるほど頭の整理が出来ていないので、少し簡単に書かせていただきます。
本作は、ディズニーアニメの前作「プリンセスと魔法のキス」の長編セルアニメ復活からうって変わっての3Dアニメーションです。そして前作が「ディズニーの王道たるプリンセス・ストーリーの現代的再解釈」であったのに対し、本作はバリバリの「王道のプリンセス・ストーリー」です。主人公は魔女に攫われた王女様で森の中に囚われており、そこにワイルドでイケメンな盗賊が迷い込んだ所から物語が始まります。テーマは「魔女からの解放と幸せな結婚」。これ以上ないほど「白雪姫」であり、「眠れる森の美女」であり、ど真ん中のプリンセス・ストーリーです。ということで、これはもう十二分に安心して楽しむことが出来ます。いろいろ考えすぎている頭には丁度良い湯加減です。
本作では3D的な表現はあくまでも自然に見えるように使われる程度です。ですので、そこまで3D環境にこだわる必要も無いと思います。ここ数年はディズニーアニメもジョン・ラセターがプロデューサーになっていてピクサーとの差別化が難しくなっていますが、この作品は「ディズニーはやっぱりプリンセス・ストーリーだ!」という宣言のようにも見えました。「キャラクター化された白馬・マキシマス」というのがその象徴です。ピクサー映画に出てくるキャラクター化された動物は、動物的な仕草をコミカライズしてきます。あくまでも実在の動物に寄せる感じです。それに対し、本作のマキシマスは男気溢れ、まるで「みどりのマキバオー」のベアナックルのような愛すべきアホキャラです。
極めつけは90年代前半からのディズニーの象徴・アラン・メンケンによる音楽です。一聴しただけで「あ、これはディズニー映画の音楽だ」と分かるほどの”癖”が、「ディズニー復活」に花を添えます。ディズニーの第2黄金期の最後の一花を「リトル・マーメード」「美女と野獣」で咲かせたアラン・メンケンが、ヘラクレス以来13年ぶりにディズニーアニメに帰ってきたわけで、これはいよいよディズニーの第3黄金期が到来しそうな勢いです。
余談ですが、アラン・メンケンが参加した前作「魔法にかけられて」はディズニー自身による「プリンセス・ストーリーの脱構築(=自己パロディ化と破壊)」だったわけで、そこを通ってついにメンケンが王道的なストーリーに起用されたというのは大きな意味があります。
コメディ要素を入れつつも王道的なプリンセス・ストーリーをきっちりと上質なミュージカルを交えて描いてみせる。これを鉄壁と言わずしてどうしましょう。20年たっても30年たっても十分に鑑賞にたえるような普遍的なエンターテイメント、これがいわゆる「インスタント・クラシック(※)」ってやつです。とりあえず3連休は本作を押さえておきましょう。大プッシュです。
映画館はレイトがやっていなかったりそもそも閉館していたりしますので、くれぐれも無理をしないようにして是非ご鑑賞を。

※1 インスタント・クラシック(Instant Classic)
英語のスラングで、発表された瞬間に歴史年表に載ってしまうような大傑作の事。映画や音楽などの作品以外にも、語り継がれるべき超凄いスポーツ事件なんかでも使います。
例)近鉄・北川の「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン お釣りなし」はまさにインスタント・クラシックだね!
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僕が結婚を決めたワケ

僕が結婚を決めたワケ

日曜日は

僕が結婚を決めたワケ」を見ました。

評価:(55 /100点) – かなりブラックなヒューマンドラマ


【あらすじ】

ロニーは40歳を過ぎて独身である。相棒の自動車エンジニア・ニックとは学生時代からの中で、厳しいながらも小さなエンジン工場を経営している。ロニーはある日、デトロイトのゼネラルモーターズ本社にて役員プレゼンを行う絶好の機会を得る。ロニーとニックは大規模契約を獲得するべく、40万ドルの資金でエンジン音豊かな電気自動車の試作を請け負う。
一方ロニーは同棲しているベスにプロポーズを決意するが、下見に行った植物園でニックの妻・ジェニーヴァの浮気を目撃してしまう、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> GMへのプレゼンと試作請負。
 ※第1ターニングポイント -> ジェニーヴァの浮気。
第2幕 -> ロニーによる浮気調査。
 ※第2ターニングポイント -> 心理セラピー
第3幕 -> プレゼンの行方とプロポーズ


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【感想】

昨日は一本、「僕が結婚を決めたワケ」を見て来ました。意外だったのですが、結構なお客さんが入っていました。箱が違うので比べづらいですが、ソーシャル・ネットワークよりも密度は高かったように思います。監督はご存じロン・ハワード。あんまりコメディを撮っているイメージが無いですが、「エドtv」以来でしょうか。とか書いた途端にそういや昔人魚姫のパロディで「スプラッシュ」とか愉快なコメディを撮ってた気もします。
本作は「結婚を夢見る男が、目の前で結婚の欺瞞的な部分を見せつけられることで悩む」話です。あくまでもコメディなので出来るだけきつくならないようには描いていますが、「仕事でテンパっている胃潰瘍持ちの親友に嫁の浮気をどうやって告げるか」という聞いただけでこっちが胃潰瘍になりそうな話が1時間近く続きます。その居たたまれなさたるや並のものではありませんw
話自体は本当にそれだけなのですが、超演技派ヴィンス・ヴォーンの見るからにヘタレな野暮ったい目つきだけで十二分に説得力があります。わりとヘタレな独身貴族というのはテーマにはしやすいのですが、ここまでストレートに「結婚っていいかも」と思わせられるのはとてもすばらしいと思います。ただ、劇映画として見ると全体的に薄いかなという印象です。
ロニーは物語の冒頭で結婚を決意した状態で始まりますが、いろいろあって「結婚ってタフだな」と思い知り、結局その上で再度結婚を決心します。その心の流れに対して、明らかに作品の尺が長すぎます。途中のジップとの件のあたりは本筋とはまったく関係無いコメディ展開です。ただ、その馬鹿馬鹿しさは結構なものですので、素直に呆れながら笑えると思います。
ハッキリ言いまして、あんまり映画館で1800円払って見る映画では無いと思いますw ただ、主要登場人物が5人程度の小さな話ですが間違いなく愉快な作品です。レンタルDVDで出たら間違いなく要チェックな作品です。その他の作品を見に行ったついでに見るぐらいの期待度であれば、とっても気楽でとっても愉快な作品ではないでしょうか。オススメです。
あ、最後に。つきあい始めのカップルでいくのは止めた方がいいです。ある程度長い付き合いならば良いかもしれません。

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記事の評価
雷桜

雷桜

本日も3本です。1本目は

雷桜」です。

評価:(9 /100点) – TAJOMARU級のコスプレ現代劇。


【あらすじ】

将軍の息子、清水斉道は癇癪持ちの問題児である。扱いに困りかねた側用人の榎戸角之進は斉道に瀬田村での静養を勧める。斉道はそこで山中に暮らすライという少女と出会う。彼女は側付・瀬田助次郎の行方不明になった妹だった、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> 斉道の奇行。
 ※第1ターニングポイント -> 山中でライと出会う。
第2幕 -> 遊の帰郷と斉道との交流。
 ※第2ターニングポイント -> 斉道が再び瀬田村へ行く。
第3幕 -> 結末


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【感想】

本日の1本目は「雷桜」です。若い女性が多いのかなと思っていたら、老夫婦ばっかりでしかもガラガラというちょっと不思議な客層でした。監督は廣木隆一。ピンク映画出身で、5年に一本ぐらいちゃんとした映画を撮る以外は適当に仕事をさばく職人タイプの監督です。
正直酷評する必要も無いくらい誰の目から見ても失敗してますので、さらっと流したいと思いますw
私は本作が始まって3分くらいで心が折れたんですが(苦笑)、その理由は簡単です。登場人物の格好だけは時代劇っぽい感じにはなっているんですが、言葉遣いが完全にその辺にいるアンちゃんなんですw しかも中途半端に歴史物っぽい単語をつかったアンちゃんです。なのでものすっごい違和感があり、ハッキリ言ってふざけているようにしか見えません。これは全編通してです。恐ろしい事に、柄本明や坂東三津五郎といった普段ちゃんとした時代劇に出ている俳優さんも同じです。あきらかに脚本・監督の指定なんですが、これがリアリティラインを大幅に下げています。きっと時代劇を期待していたであろう年配のお客さんもズッコケたことと思います。
とはいえ、もし本筋のラブロマンスがまともであったならまだまだ良かったと思います。問題はこの部分でして、簡単に言えば雰囲気だけで勝手に惚れて勝手に暴走します。この恋愛周りの描写はお粗末の一言に尽きます。とにかく脈絡も常識も無く、ただ悶え合っているだけです。そもそも江戸時代に個人主義のような概念はありませんし、斉道は非嫡子とはいえ仮にも将軍の子なわけで、それが単独行動で山の中をうろつけている時点で変です。
本作では時代劇という部分がただの雰囲気でしか使われていません。殺陣のシーンでも岡田将生が片手で振り回している(←どんだけマッチョなんでしょうw)刀がすごい勢いで”たわんで”いたり、描写が学芸会レベルです。ロクに血しぶきも出ませんし、なんと終盤には介錯しないのに簡単に死ぬ切腹シーンまで出てきます。「13人の刺客」の間宮図書の切腹を見習って欲しいです。介錯なしの切腹はあまりにも苦しく惨いからこそ、それだけ必死さが伝わるんです。
このように、残念ながらいつものあんまり深く考えない人向けのラブストーリー以上のものではありません。ただ、TBS、電通、東宝、角川、IMJエンタ、というお馴染みの制作委員会の豪華メンツもメインターゲットであるはずの若い女性を集客するには至らなかったようです。残念!
まったくオススメはしませんが、岡田将生か蒼井優の大ファンであれば楽しめると思います。

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記事の評価