ストーン

ストーン

本日は2本です。1本目は

「ストーン」です。

評価:(30/100点) – 宗教観の入る話は日本ではちょっと、、、。


【あらすじ】

刑務所で仮釈放の審査官をするジャックは定年を控え放火犯のストーンを受け持つ。しかしストーンは手強く、一向に面接が進まない。そうこうするうち、ストーンは妻のルセッタをけしかけ、ジャックを誘惑しようとする、、、。


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【感想】

今日の1本目は「ストーン」です。銀座のシネパトスで見ましたが、そこそこお客さんがはいっていました。個人的には予告のウェズリー・スナイプスとセガールでテンションMAXになってしまい(苦笑)、本作自体はあんまり盛り上がれませんでした。
本作は典型的な誘惑話です。「創世記」や「失楽園」ででてくるアダムとイブと蛇の話ですね。本作でオリジナルな要素があるとすれば、ジャックには冒頭から影があるという部分と、そしてストーンが途中で人の死を目の当たりにすることで宗教的な悟りを経験するという部分です。
位置関係としては、ルセッタが最初から最後まで無邪気に倫理観を破壊する「サタン(ルシフェル)」であり、ストーンは新興宗教(=邪教)にのめり込む異端者、ジャックがキリスト教的正義の執行者から堕落した人間、ジャックの妻・マデリンのみが最初から最後まで祈って耐え続ける良き信者です。
そうなんです。本作は劇映画的な面白さはほとんどありません。誘惑っていっても大した描写はありませんし、話が進むのはほとんどが面接部屋です。さもありなん。本作は舞台用の企画です。
確かに舞台で見れば面白いかなと思う部分はあったのですが、しかしいかんせん、下手に有名な俳優が出ている分Vシネマ臭いというか、非常に「手抜き」「退屈」な印象が前に出てしまいました。
正直DVDでも良い作品だと思います。演出自体はそこまで下手ではないため、映画化するには脚本自体に無理があったかなという印象でした。

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