ミレニアム2 火と戯れる女

ミレニアム2 火と戯れる女

2本目は

「ミレニアム2 火と戯れる女」を観てみました。

評価:(75/100点) – テレビドラマのクオリティでは無い。


【あらすじ】

前作にて逮捕されたミカエルが出所してから暫く経ち、「ミレニアム」には新たなネタの売り込みが来ていた。中でもダグが持ち込んだのは、政府高官達の売春に関わるスキャンダルネタ。2ヶ月の臨時雇用を得たダグだったが、まさに最終稿をあげるそのときになって、恋人と共に射殺体となって発見されてしまう。時を同じくして、リスベットの後見人・ビュルマンも寝室で射殺体で発見される。銃から指紋が発見され3名の殺人容疑で指名手配されたリスベットは、独自の捜査で犯人を捜索する。そこには彼女が長年追い続けた「ザラ」の関与の証拠があった、、、。

【三幕構成】

第1幕 -> ダグの持ち込みと取材。
 ※第1ターニングポイント -> ダグが殺される。
第2幕 -> リスベットの逃亡とミカエルの捜査。
 ※第2ターニングポイント -> ミカエルがパルムグレンと接触する。
第3幕 -> リスベットとザラの対決。


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【感想】

今日の2本目は「ミレニアム2 火と戯れる女」です。1作目から1年も経たずに早くも続編の登場です。本日から渋谷のシネマライズではオールナイトイベントで「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」まで一挙上映していますが、とりあえず2作目だけ見てきました。前作の評判が良かったからか、そこまで宣伝していない非ハリウッド作品としてはかなりお客さんが入っていました。

立ち位置の確認

本作はスウェーデンの雑誌編集者・スティーグ・ラーソンの死後に発表されたミレニアム3部作の2作目の映像化です。元々テレビの二時間ドラマとして制作されていましたが、1作目の映画があまりに大ヒットしたため、急遽編集をしなおして映画として公開されました。そのため本作には35mmフィルム版が無く、日本でもブルーレイで上映されています。
ちょっと先日も「怪談新耳袋 怪奇」で書きましたが、ブルーレイ上映ですとどうしても色深度がフィルムより浅かったり、字幕の「シャギ」がすごく目立ったりします。ただ本作はそこまで画像的な破綻はなく、どちらかというとそのままセルBDにする気が満々なために入る「人物紹介テロップ」にゲンナリします。さすがに「リスベット(天才ハッカー)」と出たときは笑いを堪えるのに必死でしたw
特に前半は非常にテレビドラマ的な固定カメラワークが多く、たしかに映像はチープになったように感じます。しかし、それにもまして圧倒的に面白いサスペンス展開にグイグイ引き込まれるため、中盤以降はまったく気になりません。とにかく無類に面白いシリーズです。

シリーズの肝

本作は、1作目よりも謎解き/サスペンス要素はかなり減っています。というよりも、まさに三部作の二部目といった感じでキャラクターを掘り下げるためのストーリーとなっています。当然掘り下げる対象は暴走少女・リスベットなわけで、本作はリスベットの過去にグイッと入り込むことに重点が置かれています。
ですので、例えば犯人は誰かとか、犯行手法はどうとうか、そういった要素はほとんどありません。実行犯はかなり早めに分かりますし、黒幕もパルムグレンに会いに行くだけで分かります。
本作は1作目にあった「リスベットとミカエルの信頼/愛情関係」をすれ違わせ続けて物語の推進力にしています。「果たしてミカエルはリスベットと会えるのか!?」だけで二時間持たせるわけです。なのでどうしても「キャラもの」として見ざるを得ない部分があります。もっとも、リスベットのキャラが濃すぎてまったく問題は無いんですが、ファン限定の作品ということにはなってしまうかと思います。

【まとめ】

サスペンスものは毎回物凄い書きづらいんですが(苦笑)、本作は間違いなくイかした良作です。アクション要素あり、連続殺人あり、そしてお色気あり、娯楽作としては相当に良い線に行っていると思います。
1作目の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」はDVDも出てますしレンタルにもありますので、是非前作を見てから、ダッシュで映画館に駆け込んで下さい! 3作目がすぐに公開されてしまうため、2作目の公開期間はあらかじめどこも短く予定されています。最近は数が減っているサスペンスでは間違いなく良作ですので、是非是非劇場で見て下さい。大プッシュでオススメです。

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